うさぎマンネvsうさぎマンネの戦闘記

君に決めた！ ページ32

トイレでパジャマに着替えながら誰のベッドに潜り込もうか少し悩んだ結果。









「…君に決めた！」




小声で某有名アニメの決めゼリフを言いながらある部屋の前に立つ。



いつでもおふざけモードは忘れない。これが私のポリシー。



…てかこんなテンションじゃないとやってられない。





物音を立てないようにそーっとドアを開けて中に入る。



すると目に飛び込んでくる大量のライアン。



真っ暗でも分かる。これは大量のライアン。





さすがにここが誰の部屋か分かったよね？





そう、ここは我らがリーダーナムオッパ…とクソうさぎ(ただのおまけ)の部屋。


よかった。ジョングクももう寝てるみたい。







え？どっちと一緒に寝るんだって？




…ナムオッパ以外に選択肢ないよね？？







足音を立てないようにベッドまで歩く。




そこである異変に気付く。





…どっちのベッドにも…ライアンがない…！


前までベッドにも大量にあったはずなのに！！



……ジョングク処分しやがったのか？






予想外の事態に動揺しながらも片方のベッドに潜り込む。




…大丈夫。多分これナムオッパ。


…私に背中向けてる体勢で寝てるから顔確認できないけど。



私のオッパ愛を信じるんだ。よし。





一応


「失礼しまーす。」


と小声で言って恐らくオッパの背中にぎゅーっと抱きつく。





…ふぅ…


…あったかい。




溢れてくる安心感にじわっと目頭が熱くなったのを最後に、私は目を閉じた。









……苦し…


息苦しさに目がさめる。





そして目だけを開けて辺りを見回す。



カーテンから光が漏れてるのを見ると、もう朝らしい。




ナムオッパのおかげで安眠できたみたい！ありがとうオッパ！



とりあえず息苦しさから解放されたくて、起き上がろうとする




…のだが






お腹周りに違和感。



そして向かいのベッドで寝ているのはもしやナムオッパではないか？




……じゃあこのベッドの所有者とこの息苦しさは





首をギギーッと動かして横で寝ている誰かを見る。









……お前だったのかジョングクゥゥ！！！！






朝起きたらクソうさぎにいつのまにか抱きしめられて寝てたのに気付きました。



オワタ*(^o^)/*

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