私と彼の特等席 【JM】

コミュ力米粒はあると信じたい ページ6

なんでミヨンはそんな呆れた顔で私を見てるの。


「お、おはようございます以外にもあるよ！明日もおはようございますって言っていいですか？とか言われたしっ……キャッ」





思い出すだけでもう幸せ………









「ふーん…で？」

「その子の名前は？歳は？学校は？」




は？こいつは何を言ってるんだ？？


相手はあの天使だぞ？私のような下界の人間が軽々しく名前とか聞けるわけないだろ？



その綺麗なお顔ひねりつぶそうか？？





と、心の中でボロクソにしながらも無言でミヨンを睨みつける。






「……アンタが何思ってんのか大体分かる自分が怖いわ。どうせ心の中でボロクソに罵倒してんでしょ。」



…さすがミヨン。






「だって！そんな時間なかったもん！プリティーボーイすぐバス降りちゃったし！！」





「どうせアンタが固まってただけでしょ…これだからコミュ力ミジンコ野郎は…」




はあぁぁっと盛大なため息をついて私を見るミヨン。


いや、事実だけどさ？酷くない？私泣いちゃうよ？嘘だけど。





やられっぱなしでいるもんか。



…何か言い返さなくては。






「……わ、私だってコミュ力米粒くらいはあ…」






「Aのコミュ力はあってせいぜいPM2.5だろ〜！てかA、そこ俺の席だからどいて！」




背後から聞こえてきた声。




このうるさい声は…あいつか。


てかこいつ私のことば遮りやがったな。
許さん無視したろ。





ん？俺の席？あーそっかここミヨンの隣の席だから私の席じゃないんだった。






まあ、ここは華麗にスルー…






「おい〜！聞いてんのかA！！」



スルー……





「A〜〜！！」





……チッ







「…何！？うるさいよ！！ホソク！！」

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