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心臓破裂 ページ29

私に会いたくて


熱があるのにわざわざバスに…?




『アンタに一目惚れでもしてたんじゃない?』


ミヨンに朝言われた言葉が頭をかすめる。






ドクン…ドクン…



そんなわけないって思うけど、
期待は大きくなるばかりで





ドクン…ドクン…



「あのさ、ジミン…」





だめ。



言っちゃだめ。





「ジミンって私のこと…」



止まれ。




私の口。









ドクン…ドクン……







「……好きだったりする…?」








「……へ?」








……聞いてしまった。





心臓が嫌な音を立てる。





ジミンを見ることがなんとなくできなくて、
床に目を落とす。








沈黙が続いた後、
不意にジミンが息を吐く気配がした。






「……そうだよ。」







……そうだよ、?






「…え?」




思わず顔をばっと上げる。









「…僕…Aヌナのことが、」








「……好き、だよ。」







顔を上げると今まで見た中で一番顔の真っ赤な
ジミンが私を見ていた。









「好きです、Aヌナ。…好き。」






私と目を合わせて、また好きを繰り返す。






顔はいつものかわいいジミンのはずなのに、
どこか男っぽい表情のジミンから目を逸らせない。








「……えっと…ジミン…その…」






相変わらず心臓はうるさい。



でもさっきとは違う音を立てている胸を
ぎゅっと抑える。





何か、言わないといけないのに
口を開けても何も言葉は出てこなくて



熱が集まりすぎてすでにオーバーヒートしそうな頭では何も考えられなくて









……するっ



頰を手の甲で撫でられる。



ジミンが触れた部分が、火傷しそうなくらい
熱くなる。









「……ふふっ、ヌナ、顔真っ赤。」





その言い方がどこか色っぽくて、
更に顔に熱がたまる。








「……ヌナ。」






「……な、に?」









「……目、……閉じて?」

それありですか→←幻覚か現実か



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メノン(プロフ) - すずさん» ほんとにです…!ただの脅しなのを心から願ってます。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年7月20日 21時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - そーですよね…!二回目の時は自分の心配よりARMYの心配していてもっと自分の命を大切にして欲しいです(>_<) (2018年7月17日 23時) (レス) id: 17840ac629 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!( ;∀;)私もそのニュース見て死にそうになりました…ジミンちゃんどうか何事もなく過ごしてほしい… (2018年7月17日 19時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - はい!コメントしました笑笑もー最高ですね(>_<)じみんちゃん可愛すぎました。てか、Yahooニュースで見たんですけど殺人脅迫三回目来たそうで…じみんちゃん大丈夫ですかね…もう見た瞬間泣きそうでした(つД`)ノ (2018年7月15日 22時) (レス) id: 17840ac629 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - すずさん» あら!?最初の方にもコメントしてくださいましたよね!そう言ってもらえるなんて…ありがとうございます!番外編ですか!かんがえておきますね(*´ω`*) (2018年7月15日 15時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メノン | 作成日時:2018年4月28日 1時

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