私と彼の特等席 【JM】

まじすか ページ24

「いやいやいやいやいや無理ありすぎでしょ！」



ついに頭がいかれちゃったのかな？





「なんでよ。そう考えるのが普通でしょ？」



「だってジミンと喋り始めてからほんの数日しかたってないし…おかしいよそれ。」



しかも仲良くなったのはつい昨日だし…







「アンタに一目惚れでもしてたんじゃない？じゃないといきなり話しかけるとか不自然だし…」




「ユンギ先輩に近づくなって言ったのも先輩に取られたくないからでしょ？」



私の反論をスパッと切り捨てるミヨンさん。







「ひひひひひひ、ひとめぼれ！？」




ボボボボボンッ



一気に顔に熱がたまる。



一目惚れってあれだよね？相手を見ただけで恋に落ちてしまうというなんとも恐ろしいやつ！！









ジミンが私に……？




頭を抱えて少し考える。









………いや、ないな。



だってこの顔面だよ？これに一目惚れできるんなら世界中みんなリア充だよ。







……でも待って。



ジミン私が毎朝見てたの知ってたって言ってたよね？知ってて話しかけてきた…？





……そう考えるとあり得なくもな…







「いやいやいや！ないから！浮かれんなパクA！！」




頭をブンブン振り回して邪念を払う。








そしてミヨンに




「ミヨン！やっぱりお前は間違ってる！そんな話二度とするなジミンに失礼！！」




これだけ言って教室へダッシュする。






………これ後で殺されるパターンだな…









教室に入って席につくと






「「「「キャァァァァァァァァ！！！！」」」」





校門の方から悲鳴にも近い歓声。






……イケメンが来たのかな。



いつもなら我先にと食いつくんだけど、何故かジミンで頭がいっぱいでそんな気になれない。







窓に駆け寄ったクラスの女子達も次々に叫ぶ。


ちょ、窓開けないで！外の悲鳴ダイレクトに聞こえてくるから！




「誰あの人！超イケメン！！」


「ねえ！あれ防弾高校の制服じゃない！？」




……防弾高校だと？



そこって確かジミンが通ってる…




「あっ！こっち見た！！」





ガタッ




急いで窓に駆け寄る。




…まあ本能には勝てないじゃん？









…わお



……めっちゃイケメン。





するとその人は私のいる方を見て、ブンブンと両手を広げた。







「ヌ〜〜〜ナ〜〜〜〜！！」



…？お姉さんに会いに来たのかな？









「Aヌナ〜〜〜〜〜！！！」





……私？

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