私と彼の特等席 【JM】

半径2mってどれくらいだ ページ20

ジミンと話す時は頑張って普通にしてたのに！！


「…ヌナが毎朝僕のことガン見してたのなんて最初から知ってたもん！そんな事より！ヌナ無防備すぎ！なんで振りほどかないの！！」



プンスカしながらさらっと衝撃の事実を言うジミン。





………嘘だろぉぉぉぉ！！！




チラ見のつもりがガン見！？最初から本人にバレてた！！？？




こんな馬鹿げた話がどこにあるんだよ！！！









「…ナ！ヌナ！！聞いてるの！」




ハッ！絶望感に浸ってて意識飛んでたよ！




「…てかさ、なんでジミンそんなにプリプリしてるの？」



やたらとユンギ先輩がどうとか言うし。

……あれか？僕のヒョンに近づくな！みたいな？






シーーーーン


静まり返る厨房。





「…はぁぁぁ？？そんなのも分かんないの！ヌナのあんぽんたん！！」



一層プリプリプンスカがひどくなるジミン。

ほっぺをプクゥーって膨らませて私を睨んでくる。



…可愛いよ？ドチャクソ可愛いよ？でもねジミン。





……なんで私けなされたの！何も言われてないのに分かる訳ないよジミンのあんぽんたん！




…ダメだ。ジミンみたいに可愛くあんぽんたん！って言えない。




「とりあえずヌナはヒョンの半径2m以内に近づかない事！分かった！？」




えぇ…そんな無茶な……



待って？ヒョンに近づくなだって？？









「…分かったよジミン。そういう事だったんだね！」





「ヌナやっと分かったの！分かったら分かったでちょっと恥ずかしいけど…」


プリプリプンスカがちょっと治って頰を赤らめるジミン。



うんうんそうだよね恥ずかしいよね。







「大丈夫！ごめんね…ジミンがそんなに先輩の事大好きって知らなくて…これからちゃんと2m以上離れるね！！」








ジミンの赤らんだ顔が一気に真顔になった。


「……え？」






「………え？？」





え？僕のヒョンに近づくなでしょ？私の説合ってたんでしょ？？






「……ヌナ多分勘違いしてる…もういいよそれで…とりあえず約束したからね！」



か、勘違い？？そ、それでいいのか？



「ほらヌナ、さっさと帰らなきゃ！」



時計を見たらもう7時半。


…やばくない？？



ジミンはもう店の戸締りをしようとしてる。



「え、ジミン待って！！」


まだ私着替えてない！！



慌ててスタッフルームへ行く。





……あれ？私達喋り始めて3日目だよね？



めっちゃ仲良くなってんじゃん神様ありがとう！！

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