私と彼の特等席 【JM】

静かでもいいじゃない ページ15

今、ジミンの乗ってくるバス停にバスが停まっているのですが、



…ジミンが来ない(白目)


あっ、もうバス出発してしまったよ。



え！？なんで！？！？今までこんな事なかったのに！！もしかして寝坊！？いつも眠そうだもんね！！







はぁ……


ショックすぎてもう騒げないよ…





ジミ〜〜〜〜〜ン！！

私の悲痛な叫びが私の心の中に響き渡った…





ジミンを見てないせいでずっとボーっとしてた…気付いたらもう放課後っていうね。


今日は初バイトの日だから下駄箱の所でユンギ先輩を待つ。


今日1日中静かだったからか、ミヨンには気持ち悪がられるし…ホソクにはお前はAじゃないとか言われるし…ナムジュナは…スルーしてたな…



あれ？何気に無反応なナムジュナが一番酷くない？





「…A。待たせたな、行くぞ。」


ズボンのポケットに手を突っ込みながらこちらに向かってくるユンギ先輩。
なんか彼氏みたい。純粋にトキメキます。



全然待ってないよとか言いたいけど彼女ヅラすんなって言われるだろうから辞めとこ。
…そんな元気もないしね。



「はい…行きましょ。」



するとめっちゃ気味悪そうな顔をする先輩。
え、何どうしたの。




「A今日テンション低くね？キモいぞ？」


…酷くない？




「……私だってそういう日もあるんですよ！ほら！行きましょ！」


先輩の背中を押して学校を出る。



チクショー全部ジミンのせいだ！！




バイト先への道を2人で歩きながら私の担当の説明を受ける。カフェのバイトとか初めてだからちょっと不安だ。


「お前は今日が初めてだから、とりあえず皿洗いな。慣れたらレジとかホールの方も任せられると思う。お前のコミュ力によるけどな…」


「そんな目で見ないでくださいよ！私最近コミュ力上がってますから！」


まだ疑わしい目で私を見るユンギ先輩。


「…ま、あの店イケメンと可愛い奴しか働いてないから嫌になったらすぐ言えよ？」


「…先輩。さりげなく私の事馬鹿にしてますか？してますよね？」



知らねーとか言って歯茎全開で笑うユンギ先輩。

ほんとあなた人貶すの好きですよね！そういう所好きだけど！


そうこうしてるうちに目的地到着。え、このカフェめっちゃ可愛い！インスタ映え！





カランカランッ



店のドアを開けて誰かが飛び出してきた。





「ユンギヒョン！その人が新しいバイトさんですか！？……って…Aヌナ！？」




…え？



「ジ、ジミン！？」

何が起こった→←天使と触れ合った代償だね

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