私と彼の特等席 【JM】

天使と触れ合った代償だね ページ14

「Aー？」




「……………」



「Aーー？」




「……………」

「はぁ……………」



「…おい！！パクA！！！」


ビクッ


「ミミミ、ミヨンッ！？何急に大声出して！」


「いやアンタがぼけーっとしてたからでしょ。昨日はプリティーボーイ君と挨拶できてテンションMAXだったのに今日めっちゃ静かじゃん。どうしたのよ？」






ドキッ




……ボボボボボボボッッ



『プリティーボーイ』って言葉にあからさまに反応してしまう私。静まれえ！私の顔！！

一丁前に赤くなってんなよキモいぞ！！！





「な、なによその反応。…もしかして何かあったの？」





「…実は今日、結構いろんな事話して…結構仲良くなれたと思うんだけど…」


「…プリティーボーイ…ジミンって名前なんだけど、ジミンがバス降りてからジミンの事しか考えられなくて……」





…いや、割といつも考えてるけどさ？もう1分に1回はあの子は天使だって思ってるけどさ？



今日はいつもとはなんか違うんだよ。あの時のジミンの顔が頭から離れなくて…胸が少し痛い。





「A…アンタそれって……」




「え！ミヨンなんでか分かるの！？」


天才かよ！




「いや普通に考えたらあれしかないでしょ…」





普通に考えて…？





・ジミンの事を考えると体温が上がる。
・ジミンの事を考えると胸が痛い




……ハッ！！




「ミヨン！私分かったかも！！」


「お、まじで！ついにAもお子ちゃま卒業ねおめでとう！」









「は？おめでとう？いや全くおめでとうじゃないよ！！」








「…は？」





え？なんでそんな不思議そうな顔してるのミヨン。








「だって私って……ジミン限定のアレルギーなんでしょ！？」




ジミンの事を考えると体温が上がる、胸が痛い…
これアレルギーしかないじゃん！！


原因は…天使に長時間触れ合ったからか？？





「天使にアレルギー起こすとか！近くに行けないかもなんだよ！？全くおめでとうじゃないわ！！」




すると深刻そうにため息をつくミヨン。






「はあぁぁぁ……アンタに期待した私が馬鹿だったわ。…うん、いいよそういう事にしときな。そのおめでたい頭はさすがだわ。」




え、酷くない？馬鹿？めでたい頭？







え、酷くない！？





…まあ何はともあれ、理由が分かってスッキリだよ！

静かでもいいじゃない→←それは反則だよ！！

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