≪完結☆＆あとがき追加≫君が僕を見つけてくれたんだ。【K.N.0617*HPB~2016~】 (ページ8)

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あの日から1週間

もう二宮君とは会ってない

正確には、私がその場所に会いに行かなかった、行けなかったんだ。

"現実見ろよ。"

知らなかったんだ

その言葉の本当の意味を

・

あれは、私の為の言葉じゃないってことに

・

井ノ原「あ、の…二宮君は………。」

偶然、先生から頼まれたプリントを井ノ原先生に渡そうとした時

職員室じゃない場所で

先生は自分のスマホで電話をしていた。

「井ノ、原……センセ……?」

井ノ原「ッ!!!…………。」

あの言葉は

彼の精一杯のＳＯＳだってことに

「教えて、くれませんか………。」

井ノ原「……………。」

・

・

潤「A!!」

初佳「こっちも話聞けた!!」

潤「運良く二宮和也(アイツ)のクラスに部活の後輩いたからな。野球部の上下関係の厳しいのが初めて役に立ったわ。」

初佳「ホンット、潤も私もアンタと同じ学校のOBで良かった。」

「私も………、井ノ原先生に聞けた…。」

"自惚れてんの?"

あの時冷たく言い放ったのは

精一杯の強がりだと思って良い?

・

初佳「まぁでも一番の謎は、なんでアンタとニノミヤ君が会えたのかって話だけどね。」

最初は私も信じられなかった。

だけど初めて

『その1、俺には触らない。』

その意味が理解できた。

・

「二宮君は…………始めから裏庭になんていなかった。

だって彼は……………

4月に大怪我で病院に運ばれたんだから。」