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和也「あ、でも昨日目覚めたのは一応理由はあったかも。」
「え……?」
前言ってた駅前のハンバーガーショップで
お互い口いっぱいにハンバーガーをほおばりつつ
お姉ちゃんいわく「初デートに!?ありえない!」なんてLINEを送られながらも
幸せいっぱいな時間をエンジョイしてた時だった。
和也「昨日、俺誕生日なの。」
「えっ!嘘!!」
和也「あん時は言ってなかったもんな〜!」
「おっ、お祝いは……。」
和也「お祝いっつったってもう過ぎてるし?俺にとってはAと付き合えたことだけでもう十分ですよ?」
「………/////。」
和也「それに俺元々誕生日にそこまでこだわりはないから、プレゼントは随時誰からも受付中だからね?」
「ちょっ…!ちゃっかりしてるなぁ…。」
和也「女子からA以外受け取らないけど?」
「ンッ!……/////」
不意打ちに頬張ってたハンバーガーが詰まりそうになる。
それを見て面白そうにコーラを飲む二宮君
和也「あ。」
「うん?」
飲み終えれば
何かを思い出したように
また真っ直ぐ私を見る。
和也「俺と付き合う条件追加。」
「えっ?」
まさか誕生日プレゼントは高価なものとか?
ハンバーガーを食べ終えて
ペロリ、と指を舐める仕草がやけに色っぽい
和也「俺のことは、ちゃんと名前で呼ぶ(笑)。
んで、承諾するにはサインも必要。
名前じゃなくて唇に(笑)。」
「えっ!ちょっ……!」
和也「"もう一度、唇にしてほしかったなぁ……。"お望み通り、しますよ(笑)?」
「あ”ッ………!!!]
まさかあの時、聴いて………//////
和也「しないなら、俺からする、拒否らないなら。承諾ってことで(笑)。」
「いっ、一方的過ぎッ…!」
和也「あん時触れられなかった分、取り戻したいの。」
瞬間 力が抜ける。
ズルいよ
だって
私も思ってるから
和也「承諾する?」
「うん……/////。」
和也「俺の名前は?」
「か、ずな…り……。」
唇が 重なる。
・
・
私、Aは
全ての条件を承諾し
サイン代わりのキスをして
和也の
彼女になることを 誓います。
*Fin*
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作者名：千也 | 作成日時：2016年6月12日 19時
