【HQ】稲荷崎に-宮 侑-

転入生２ ページ4

*


侑side




あ〜くっそ！イライラするわ！



告白断ったからって押すなや…




侑「あー、ほんま最悪…」




保健室も空いてへんし…




職員室に行くと、バレー部の顧問に話をかける




応急措置って、話をしてると知らん女があれこれとやって、今は、保健室




担任「じゃ、終わったら侑は教室に戻り。Aは校舎案内するで」




侑「はーい」




A「よろしくお願いします」




保健室につき、椅子に座らせる




テキパキとものを準備する謎の女




侑「なぁ、自分誰なん？」




謎の女「誰って…同じクラスのA。今日から転入生として来たって朝紹介したやん」




侑「はぁ？なに言うとんねん、転入生？自分何組なん？」




謎の女「えっ…い、１組でしょ？宮くんだよね？隣の席の…」




侑「…」




謎の女「えっ…なんか怒ってる？」





侑「怒っとらん。慣れたし」




A「慣れた？…痛みに？」




侑「ちゃうわ！あー、これはお前が知ってる宮くんちゃう。あれは、双子のサム」




A「えっ？！」




侑「よう見てみ！髪の毛といい、目といい違うところあるやろ！」




A「んー……確かに髪の色が違…じゃあ、誰？！」




侑「誰とは失礼や！侑や！宮侑！」




A「宮侑くん…えっと、Aです」





侑「Aか…転入してきたって、どこから来たん？」




A「東京から」




侑「ふーん」





A「聞いといて興味なさそうにしてる……よしっ！おっけー！どう？」




侑「…んー、楽なったわ。ありがとうな」ﾆｺｯ




A「うん。あんまり動かさないでね？一応、部活はしても問題なと思うけど痛みひどくなるようなら、病院行ってね？」




侑「…」





A「？何？あっ、まだどこか痛い？」




侑「なんでもない。動かせるようになってるしすぐ直るやろ」




A「無理はダメだからね。あと部活行く前に見せに来てね。様子見てもう少し固くするかも」




侑「わかった。ありがとうな」ﾆｺｯ




A「うん…じゃあ放課後ね」




侑「…おん、サンキューな」




A「？うん…あっ！放課後までに痛くなったりとかしたら言ってね。じゃ！校舎案内あるから！」




侑「おん」





ヒラヒラとAの後ろ姿に手を振る








侑「おもろいやつ見つけたで〜」

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