イロンナセカイ (ページ24)

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痛みと辛さページ24

※暴力表現注意※

A side

Ｃ「放課後、空き教室に来てくれるぅ？」

『…はい』

呼び出された。

すごい怖いんですけど…。

今は5限目。

あと1限が終われば、下校時間。

ダンス部は今日は練習がないので、家に帰って自主練しよう、と思ってた。

だから、早く帰りたかったのに…。

そのとき、着信音が鳴った。

ソヌ先輩放課後、ミントチョコのアイス食べに行かない?

ソヌ先輩こないだ、美味しいところ見つけちゃったんだ～

ミントチョコ…！？

行きたい！…けど、今はダメだ。

断るのが、とても辛かった。

Aごめんなさい。すごく行きたいのですが、用事がありまして…

ソヌ先輩そっか、用事があるなら仕方ないよね…。

ソヌ先輩じゃあ、今度行こうよ!

Aそうですね

そこで、カ○クを閉じた。

放課後

『失礼します…』

Ｃ「今日は早かったじゃない。」

Ｃ「ねぇ、なんで呼び出したかわかる？？」

わかる…ような、わからない、ような。

今日の朝にニキに手を握られたこと？

寝癖を直してもらったこと？

朝、一緒に登校したこと？

いや、この全部だ。

そして、あまりにも答えるのが遅かったためか、わからないんだと、言われた。

Ｃ「アンタ、今日の朝に、ニキ君と登校した挙句、手を握ってたじゃない。」

Ｃ「関わらないでって言ったよね？」

寝癖の時は見られてないんだ。

てことは、家は逆方向なんだな。(冷静に何考えてんの)

Ｃ「破ったんだから、罰が必要よね？」

『罰…？』

パァン

『痛っっ、、』

いきなり、顔を殴られた。

その後も、お腹を蹴られたり、足を蹴られたり、散々な目に遭った。

Ｃ「今日のところは、これでいいわ。」

バタン！

『うぅっ…、ぅっ、、』

痛くて、泣くことしかできない自分に嫌気がさした。

でも、言い返してそれ以上酷くなるよりはマシだ。

ようやく落ち着いて、立ち上がろうとしたとき、

『い"だっ…！？』

足に激痛が走った。

あぁ、蹴られたな、ここも。

痛いけど、我慢して今日はなんとか家に帰った。