＿第６話＿ ページ6
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それから数分後、休む間もなく騒がしい音と声が聞こえてきた。
一体何が起きているのか把握する時間すらない。
俺は重たい瞼を開ける。
「準備できたか？ 行くぞ」
「団長、クラピカどうすんのさ！」
オレの傍には金髪の男＿＿シャルナークがいて、少し離れた場所にいる蜘蛛のリーダー＿＿クロロがオレを見た。
目が合いフツフツと怒りが湧いて来る。
シャルナークもオレが起きたことに気づき、目を合わせてきた。
「クラピカ、大丈夫か？」
「動けそうなら行くぞ。今夜クルタ族が襲われる」
「なにっ！？」
一発殴ってやろうかと思ったが、クロロのその発言で倒していた体を起こした。
襲う……いや、襲われると言ったのか。
一体ここはどこだ……！？ また夢の中か！？
いや、そんなことはどうでもいい。
クルタ族が襲われるということが本当であるなら、夢の中であろうと助けに行かなくては。
現状を把握しようと必死に頭を回していたが、シャルナークに腕を引かれ立たされる。
「時間ないんだ。急ぐよ」
旅団と行動するのは嫌だったが、現在地が分からないと村に1人で行くのは無理だと判断し、仕方なくついて行くことに。
アジトから村までそう遠くないのか、走っていく旅団の後について行く。
村の外を詳しく散策した事はないため、ここがどの当たりかは分からなかった。
にしても早い。
現実のオレはここまで早く走れない。ということはやはり……夢なのか？
なぜ旅団なんかと行動する夢なんか……。
状況整理をしようとしていたが、見覚えのある場所まで来る。
あともう少しで村だ。
オレは考えるのをやめ、足を速め先頭に出る。
先で爆発音などが聞こえた。
手遅れだったのか！？
くっそ……まだ生き延びている人たちだけでも！
鎖を具現化し森の先に見える陰に向かって攻撃したが、軽々避けられてしまう。
「何してんだクラピカ、あぶねーだろうが」
「お前は……フィンクス！ 貴様ッ」
「あ？ おい落ち着けよ」
やはりクルタ族を狙っているのか！
オレが再び攻撃を仕掛けようとすると、後ろから腕が動かないよう持ち上げられた。
抵抗しながら視線を後ろに向けると、巨体の男＿＿フランクリンがいる。
そしてアジトからきた蜘蛛も合流した。
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ジユウジン(プロフ) - 雲英〜キラ〜さん» 心の中の一人称は「オレ」らしいのでそうしたのですが、やっぱり「私」の方がクラピカって感じしますよね…。主視点クラピカだとどうしても「オレ」ばかりになってしまうので、もし心の中の一人称も「私」に変更した方が良ければもう一度コメントお願い致します (2020年2月13日 0時) (
レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
雲英〜キラ〜(プロフ) - クラピカの一人称は私じゃないですか？ (2020年2月12日 23時) (レス) id: ed9f823896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2020年2月6日 17時
