＿第１話＿ ページ1
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「本当にいいのか？ アイツらに内緒で……」
「あぁ。2人は今、1分1秒を惜しんで修行をしているからな。また会おうと伝えてくれ」
「おう」
「ではな」
「それじゃあね」
「あ、ちょいちょい」
ヨークシンを出るため、リンゴーン空港にてレオリオと別れを告げていた。
オレが歩き始めると、レオリオはセンリツを引き留める。
2人で話すことがあるんだろうと思い、オレは先を歩いた。
蜘蛛への復讐は必ず果たす。
だが今は緋の眼を回収することが最優先だ。
蜘蛛のリーダーにやった鎖もいつか解かれるだろう。
……すまない、同胞の皆。
オレには、ゴンとキルアを見捨てることはできなかった。
ノストラードファミリーに帰るため、専用の飛行船に乗り混む。
先に乗っていたボスは、エリザのことがあって酷く静かだ。
そして他の皆も……。人が死にすぎたんだ。
アイツら、蜘蛛のせいで！
「クラピカ？ まだ体調が優れないみたいね」
無意識に緋の眼になっていた時、戻ってきたセンリツが声を掛けてくれた。
正気を取り戻し、呼吸を整える。
「センリツ……いや、大丈夫だ」
「そう……。ボスも静かにしているだろうから、貴方ももう少し休んだらどう？」
本当はこれ以上時間を無駄にするつもりはなかったが、身体が重く、回復しきっていないのもまた事実だった。
寝ずとも目を瞑って考えられることはたくさんある。
「……あぁ、すまない。1時間経ったら起こしてくれるか？」
「えぇ」
どうせ無理やりにでも休ませるだろうと思い、俺は瞼を閉じた。
そして……。
「ここは、どこだ……！？」
次に目を開いたときには、オレは見知らぬ場所にいた。
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ジユウジン(プロフ) - 雲英〜キラ〜さん» 心の中の一人称は「オレ」らしいのでそうしたのですが、やっぱり「私」の方がクラピカって感じしますよね…。主視点クラピカだとどうしても「オレ」ばかりになってしまうので、もし心の中の一人称も「私」に変更した方が良ければもう一度コメントお願い致します (2020年2月13日 0時) (
レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
雲英〜キラ〜(プロフ) - クラピカの一人称は私じゃないですか？ (2020年2月12日 23時) (レス) id: ed9f823896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2020年2月6日 17時
