＿第８話＿ ページ8
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パドキワ共和国に着き、パーティーに必要なものをそろえるために街に出た。
飛行船から降りるときに、こっそりクロロのチケットを確認したのだが、やはり私から掏ったものだった。
クロロは掏った相手が私だという事には気づいていないらしい。
「先に少し休憩しようか。飛行船で疲れただろう？」
「あ、はい」
クロロにエスコートされ、近くのカフェに入る。
イケメンは行動もイケメンか。
女子とかクロロとすれ違ったらめちゃ振りむくじゃん。
周りからの目線が痛い。いや、私に向けられたものじゃないから私の存在空気だ。
「俺これにしようかな」
「プリン？いいねぇ、じゃあ私こっちのプリンにする！すみませーん」
店員さんを呼んでプリンとコーヒーを2つずつ注文する。
「子供っぽいと思う？」
「え、なんで？」
「よく子供っぽいって笑われるんだ」
「そうかなぁ。プリン好きな人なんていっぱいいると思うけど。でも気にしてないんでしょ？じゃなきゃ自分からプリン頼もうなんて思わないだろうし」
「バレた？」
いたずらっ子のように笑う顔は確かに子供っぽかった。
「クロロっていくつ？」
「歳？26だよ」
「ごめんさっきの訂正するね。子供っぽい」
「え？」
童顔すぎるでしょ、若作りしてるの！？
ずるくない？肌綺麗だし、顔整ってるし、なんかもういろいろずるくない？
頼んだプリンを頬張りつつ他愛もない話をして店を出た。
パーティーまであと3日あるのでホテルを確保する。部屋は勿論別々だ。
部屋のベッドにボスンと飛び込む。
まさか出会って間もない、しかも盗人と一緒に行動しだすとは。
そういえば何も盗まれてないよね？
不安になりポシェットの中を確認する。
財布意外に盗まれそうなものはなく中を確認する。
あぁ、はい。カフェ代抜かれてますね。
別にいいけどいつ盗られたんだ！？
すごくない？
今日の出来事を細かい部分まで思い出す。
振り返って思ったことは、盗まれた可能性のある場面ではなく、クロロの対応の良さだった。
「嘘くさい。でもあれはヤバイ」
クロロの対応がどこか演技臭いのは、本業は盗人だからだと思う。
それでも丁寧な対応をされて嫌な思いをするほうがおかしい。
惚れたら終わりだな。
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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします！！ (2020年7月29日 9時) (
レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです！クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります！これからも更新がんばって下さい！！応援してます！ (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます！このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます！恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです！！！こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月20日 13時
