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_第4話_ ページ4

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 その後、さっそく飛行船のチケットの予約をし荷物をまとめて、家を出た。
 思い立ったら即行動、だ。
 空港までタクシーで移動し、チケットを発行する。


 あとは乗車時間になるまで待つだけっと。
 あ、そういえばラティにしばらく会えないこと言うの忘れてたな。
 また泣かれるぞこれ……。


 携帯を取り出そうと思ったのだがカバンの中にもポケットにも見当たらない。


 これ家に忘れたな。
 まぁいっか! あとが怖いけど。


 喉が渇いたので、財布を片手に自販機まで来た。
 何を買おうか迷っていると、足元に何かが転がってくる。



 「ん?」



 視線を下に向ければ、ただのコインだった。
 下を見た瞬間、何か気配を感じ取って、相手にバレないよう、先程後ろを通った人物を見た。
 黒スーツを着た黒髪。後姿ということもあり、特に特徴的な容姿ではなかった。
 気のせいかなと思い、小銭を出そうと財布に目を向けたが、財布に入れておいたはずのチケットがなくなっている。



 あー……。掏られたのか、今。
 仕方ない、買い直すか。
 チケットの余りあるといいんだけど。
 なければ一回携帯を取りに帰って、夕方のにでも乗ればいいしね。



 声を掛けて取り戻すこともできたかもしれないが、盗まれて特段困ることではなかったし、何より行動が素早かったことからかなりの手練れとみて、諦めた。
 チケットは余っており、同じ飛行船に乗れるらしかったので、そのまま飛行船に乗り込んだ。



 「天空闘技場……か」



 私は自分の席から窓の外を見て、どんなところなんだろうと想像する。

 天空闘技場には、何階かまで行くと念能力者がいるらしい。
 私が念を覚えてから約1年。
 どうやら才能があるらしく、短期間で一通り身に着けることができた。と言っても、応用技はまだまだ荒削りで、鍛える必要がある。
 念を使えるものは滅多にいないらしく、相手が念能力者でなければ、ほぼ間違いなく勝てるだとか。

 実は、念を教えてくれた師匠兼護衛の先輩と、ラティ以外の念能力者には会ったことがない。
 決して戦闘狂や殺人狂ではないが、正直楽しみだ。

 天空闘技場に着くまでまだ数日ある。
 携帯を忘れてしまい、やることもないので眠りについた。


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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします!! (2020年7月29日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます!久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします! (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです!クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります!これからも更新がんばって下さい!!応援してます! (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます!このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます!恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします! (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです!!!こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです!!更新頑張ってください!! (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジユウジン | 作成日時:2019年11月20日 13時

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