＿第14話＿ ページ14
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パーティーを明日に控え、今日こそはアクセサリーを買いに来ている。
昨日の勝負で私が負けたので、数時間店で拘束されるのかと思ったのだが、なぜがクロロが選ぶと言い出した。
どういう心境の変化！？
勝負まで吹っ掛けたのに選んでもらうって申し訳ないんだけど……。
「どれか気に入ったものある？」
「クロロが選んだものなら何でもいいよ？」
クロロが数個選んで私の首元の当ててみる。
私の後ろから手を伸ばし、クロロの手が顔の横にある状態。
自分の鼓動が普段より早くなっているような気がする。
ちょっと恥ずかしいな。
これ何気に店員さんにやってもらった方が良かったかも……？
「緊張してる？」
「え！いやっ別に……」
言うならそのまま言えばいいものの、わざわざ耳元に口を近づけてそう呟く。
微かにかかる息がくすぐったく、耳を手で覆った。
鏡越しにクロロと目が合い、すぐに目を逸らす。
なにこれなにこれ！反対側にもクロロの手あるから逃げようにも逃げられないし！
店員さんとかいらないところで空気読んで離れた所にいるし！
「これにしようか。一番よく似合ってる」
クロロはこれも耳元で呟くと店員の元へといった。
背後から消えた解放感で足に力が入らなくなり、近くの椅子に座り込んだ。
「はぁぁぁ」
ドキドキしすぎて心臓……というか胸が痛い。
なんか疲れたよ……。
クロロの方をチラリと見れば、ちょうど振り返ったのか目が合う。
向こうはさっきのことは普通だとでもいうかのようにニコっと笑ってきた。
少し冷静さを取り戻した私も、ニコっと笑い返す。
また照れるとでも思っていたのか、笑い返したことに驚いているように見えた。
あの野郎確信犯か！
くっそう、悔しい。
いつもなら自分のペースで過ごせるのにクロロとだと振り回されてばっかりだ！
ゲーセンだって、誘ったのは私だけど負けたの私だし。
しかも謎のご機嫌取りまでしなきゃいけなかったしさ！？
「A、行こうか」
しばらくムスっとしていれば、梱包を済ませたアクセサリーをもってクロロが手を差し伸べてきた。
またこの紳士的な対応……。
もういいし、なんならわざと乗ってやるし！
先程のように照れたりせず、クロロの手を掴んで店を出た。
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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします！！ (2020年7月29日 9時) (
レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです！クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります！これからも更新がんばって下さい！！応援してます！ (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます！このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます！恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです！！！こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月20日 13時
