_第17話_ ページ17
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……またクロロの機嫌を損ねてしまったー!
めんどくさっ、めんどくさっ!
私は先ほどまで押し倒されていたベッドにボスんと倒れこんだ。
顔を手で包み、顔に集中していた熱を冷ます。
脳裏に先程のクロロの顔がチラつく。
「イケメン! イケメンくたばれ! あんなことされたら目の保養にもならんわ!」
枕をもってボスボスとベッドに叩きつける。
埃が舞うだろうがそんなこと知らない。
どうせクロロの部屋だし!
いや、ここホテルか。掃除する人ごめんなさい。
ここにいてもクロロが帰ってこずらいと思ったので自分の部屋へ戻る。
いつ帰ってくるのか聞こうとカバンの中を漁るが……。
連絡先聞いてないし携帯家なんだった……。
んー、どうしよう。戻ってくるよね?
機嫌損ねちゃったからこのままパーティーもなしになるとかありえるかな。
今焦ってもしょうがないので、とりあえずクロロが戻ってくるまで待つことにした。
のだが……。
「帰ってこない!」
深夜を回ったがクロロは帰ってきていない。
自分の部屋にいるから気づかないうちに帰ってきてるのかと思ったが、何度かクロロの部屋を出入りしてるのでそれはあり得ない。
クロロの荷物と言っても、あの人はずっと手ぶらだったのであるわけがない。
まぁいっか! 楽しかったし。
クロロと出会ってからを思い浮かべつつベッドに寝転がった。
ちなみに今はクロロの部屋だ。
お風呂上りということもあり、だんだん眠くなってくる。
やば、クロロが帰ってくるまで起きてられないかも。
自分の部屋、戻らなきゃ。
動きたくない……。あと10秒経ったら移動しよう……。
大きくあくびをし、瞼を閉じる。
1、2、3と数えたが、まぁ当然のようにそのまま眠りについてしまった。
「A」
招待状を盗み、シャルにも渡した後にホテルに戻ってきた。
遅くなったため、Aがどこかに行っていないか気がかりだったが、なぜか俺の部屋で寝ていた。
声を掛けても起きないので体を揺らそうと触れる。
……冷たいな。
寝落ちしたのか、毛布を掛けていなかったため肌がひんやりとしている。
起こすのも面倒__会話を交わすのが面倒だったので毛布を持ってきてかけてやる。
俺はソファで寝ることにした。
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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします!! (2020年7月29日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます!久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします! (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです!クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります!これからも更新がんばって下さい!!応援してます! (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます!このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます!恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします! (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです!!!こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです!!更新頑張ってください!! (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジユウジン | 作成日時:2019年11月20日 13時