＿第９話＿ ページ9
.
朝、4時に目が覚めた。
小腹がすくが、まだ冷蔵庫を買ってない。
……早く起きすぎた。
コンビニ行こうかな。いや、スーパー開くまで運動でもしよう。
動きやすい服に着替えスニーカーを履く。
外はまだ暗かった。
しっかり準備運動をしランニングを始める。とりあえず椚ヶ丘に向かって走ることにした。
「A？」
周りが明るくなってきたころ、声を掛けられ足を止めた。
片方だけしていたイヤホンも外し、人を確認する。
「ひなた！」
「Aも運動中？ 一緒にいい？」
「もちろん！」
気づけば椚ヶ丘までついていたようで、ひなたと一緒にランニングすることになった。
「新生活は落ち着いた？」
「A「大分ね。色々手続きとかばっかりで、部屋はまだ殺風景だよ」
引っ越したての家とかは段ボールがいっぱいあるんだろうが、私が持ち込んだのはカバン1つで、部屋はベッド、パソコン、タンスくらいしかない。テーブル？ テレビないしまだいいかなと思って買っていない。
「あ、今度行ける女子で買い物とかしようよ！ Aの服とか選びたい！」
「お、マジ。家具とかも選んでよ！ 何が必要とか全然わかんなくてさー」
ひなたはその申し出に喜んでくれ、時間が来てしまったので折り返して行った。
私はお腹が空いたので松来軒に来る。
インターホンを押そうと思ったが、お店の方の電気がついていたので普通に入った。
「あ、すんません、まだ……なんだよ鶴岡かよ」
「よう」
中には厨房に立つ村松と、ラーメンを食べている糸成がいた。
「おはよー。村松、私にもちょうだい、お腹空いた！」
「だーからまだ開店前だっつの！」
と、なんだかんだ言いながら準備をしてくれる当たり優しい。
「パソコンの調子どうだ？」
「あ、そうだ。パソコンは絶好調なんだけど、携帯の方がさ……」
糸成は今、お父さんと共に携帯の新作を作るのに奮闘しているらしい。
飲み会の時、パソコンと一緒に試作品を渡されていたが、不調が見られたのでその報告をする。
調べると言われ、試作品の携帯は糸成に預けた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 515人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メリエリ(プロフ) - 凄く面白いです！続き楽しみに待ってますよー！ (2021年6月3日 22時) (
レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。 (2020年10月19日 21時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです！作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね！ (2020年5月21日 17時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - がんばってください！ (2020年4月21日 17時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - 桜さん» 本当ですか！ 更新スピード遅いですが頑張りますね、ありがとうございます！ (2020年4月18日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジユウジン | 作成日時：2020年4月7日 15時
