＿第49話＿ ページ49
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目を覚ますと、見覚えのある場所にいた。
クロロの部屋だ。
帰って来たんだ……。
あ、賞金！
「痛い……」
慌てて飛び起きたせいで、傷がギリっと痛み、服に血がにじんだ。
血が滲むのを見て私は慌てて服を脱ぐ。
パクノダが買ってくれた服、汚しちゃう……。
服をクロロの部屋に置いていき、声のする広場へと向かうと、村にもいた眉毛のない人と会った。
「おま、何裸で……！」
「いや！」
眉毛のない人が、自分の着ていた服で私を包もうとしたので大きな声を出して抵抗する。
せっかく服を脱いだのに、包まれたらまた汚してしまう。
私の叫び声に気付いたのか、広場から皆がやってくる。
「フィンクスおめぇ……」
「あーあ……」
「ちょっと待て俺は何もやってねぇ！」
「A、おいで。変な事されなかったかい？」
ノブナガとボノレノフがフィンクスという人に冷たい目を向ける中、マチが慌てて私の元にやってきた。
「マチ！？ おかりなさい！」
「うん、ただいま。傷口開いてるじゃないか」
「血ついちゃう……」
マチはしばらく出かけると言っていたが、いつの間にか帰ってきていたらしい。
抱っこして来ようとしたので、同じ理由で抵抗するも、軽々と抱っこされてしまった。
「ひとまず治療するよ。団長の部屋でいい？」
「あぁ、頼む。部屋の外で待ってる」
再びクロロの部屋に入り、マチと2人きりになる。
椅子に座らせられ、マチからそのまま動かないでと言われる。
大人しくしていると、マチは何か細いものを凄い速さで私に何かしていた。
「よし、もう痛くないだろう？」
「傷ない！ すごい！ 念？」
「そうだよ。ほら、服着な」
こんなこともできるんだ！？
念をちゃんと身に着けたら、痛い思いもしなくて済むのかな……。
これからの修行、頑張ろう……！
着替え終わると、マチが扉を開きクロロが入ってくる。
クロロは薄っぺらい本のようなものを差し出してきた。
「これは通帳だ。この前の賞金もあるから、この中の金はAの自由に使っていい」
「賞金……！」
クロロとボノレノフにお礼と、あと皆に何かしたいなぁ！
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
