＿第47話＿ ページ47
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Aは後ろに倒れこみそうになるが、足を振り上げ男の急所を蹴り飛ばし、そのまま倒れた。
男は叫びならない声を上げ地面に転がった。
しばらく動けないだろう。
……ほんの少しだけ同情する。
いや、Aに怪我を負わせたんだ。それ相応の……いや、足りないくらいの報いだ。
「A！」
「クロロ、倒したのわたし！ 賞金わたしが、貰う……。あと、痛いっ！」
倒れたAに駆け寄ると、俺の服を掴んでそういった。
賞金……？
そういえばさっき、金を稼ぎたいとか言ってたな。
飛び出したのもC級賞金首だと話していた時。
「ボノレノフ、拘束しといてくれ」
「わかった」
刺さったナイフを抜こうと触れようとしたら消えた。
やはり具現化系だったか。
念の使い方が下手くそな奴でよかった。
「団長、これ使って」
「あぁ、悪い」
ボノレノフが巻いていた包帯を一部貰い、傷を止血して巻きつけた。
ナイフはそこまで深く刺さっていなかったようで、すぐに止血できた。
オーラはまだ戦闘時と同じくらい……違う、こっちのオーラは……！
「A、これが見えるか？」
「え……あ、湯気！」
Aの体からは、二つ目のオーラではなく、通常のオーラが溢れていた。
ゆっくり精孔を開いていれば自然と纏ができるはずだが……。
さっきのナイフか？ そのせいで無理やり開いたのか！
「それがオーラだ。それを自分の体に留めろ」
「留める……」
「オーラが体の内側に流れているのを想像しろ」
Aは1つ息を吐き、目を瞑った。
そしてオーラは次第に収まり、纏をした。
二つ目のオーラも普段と同じ量に戻っている。
「すまないボノレノフ。Aと先にホームに帰ってくれ」
「団長は？」
「コイツらをハンター協会に引き渡す」
「クロロ……」
「賞金は後でちゃんと渡す。Aがやったなんて知られたら騒がれるだけだからな。俺が代理で受け取るだけだ」
Aはそれを聞いて安心したようだった。
ボノレノフがAと荷物を抱え、先に帰って行き、俺はハンター協会に電話を掛け、賞金首を捕まえたから来てほしいと頼んだ。
戦闘時に上がった二つ目のオーラ。
やっぱり条件がまだわからないが、念は習得できたな。
ゆっくり起こす予定だったが無事に習得出来たならそれでいい。
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
