＿第39話＿ ページ39
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「とりあえず言葉が出来ればいいな。毎日本を最低10ページ読め。分からない言葉があったら俺でも誰でも聞け。スラスラ読めるようになったらページ数を増やそう」
クロロの部屋にあるような分厚い本ではなく、薄い本を私の前に積む。
「あれ……そういえば私の本どこ！？」
「ここに置きっぱなしだったぞ」
今までずっと本の存在を忘れていたが、クロロが持っていたらしい。
「念って言うのは、本人も自覚しないまま使っていることもある。このノートはAのオーラで開けなかった」
見てないかなと不安になり顔を伺っていると、クロロがそう答えた。
つまり見ていないという事だ。
もう化け物だとバレているのだから、見られてもいいような気もするが……やっぱり一番に読むのは私がいい。
うーん、本邪魔だなぁ。
でも隠せるような場所ないし……。
「あぁそうだ。これをやる」
「カバン？」
クロロが取り出したのは、斜め掛け出来る薄いカバンだ。
私にカバンを掛けると、そのままだと長く引きずってしまうため、長さを調節してくれる。
本が入るか試しに入れてみると、スポンと収まってくれた。
「クロロありがとう！」
「礼はパクノダに言え。提案したのはパクノダだ。破けそうになったりしたらマチに頼むといい」
「わかった」
マチ……元気かなぁ。
先程出発したばかりである。
◇
Aが勉強しに団長と行ってしまう。
あれ〜。マチとコルトピにはハグして俺にはしてくれないの！？
ホームにはいるけどさ……。多分普通に数日部屋に篭るし……。
「はぁ、早く終わらせよ」
「また誰かに頼まれ事されたのか？」
「ボノレノフ！？ 当分帰ってこないんじゃなかったのか？」
「クルタ族の居候が出来たって聞いたから、一目見に来たんだ」
「もう死んでんじゃねぇのか」
ボノレノフが帰ってきたかと思えば、後ろからウボォーも欠伸をしながら入ってきた。
「生きてるよ。今団長の部屋行ったばかりだから追いかければ？」
「そうだな。いや、しばらくいるからまたにしとこう」
「へぇアイツ生きてんのか。すぐ殺すと思ったぜ」
ウボォーは、まさか団長がAを大切にしているとは思っていないのだろう。
団長の過保護っぷりを見た時の反応が楽しみだ。
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
