＿第33話＿ ページ33
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その後もマチの膝でやり方を覚え、なんとなく理解してから私も混ざる。
次のターンで自分が何を出すのか考えながらやるといいらしいが、ババ抜きより断然難しい。
「そろそろ腹減るな。俺なんか作ってくるわ。誰かなんか要望あるか？」
「え、昼間も作ってたじゃないか。俺も手伝おうか？」
「Aに食べてもらいたいんでしょ。僕カレー食べたい」
ノブナガがまたご飯を作ってくれるらしい。
シャルナークとコルトピはトランプを片付けると買い物に出掛けて行き、ノブナガはキッチンへと向かった。
カレーってなんだろう……。
「じゃあAは先にお風呂入る？」
「パクノダ！」
広場に大きな袋を持ったパクノダがやってきた。
水を浴びることにまだ抵抗はあるが、一度パクノダとお風呂に入っているので賛成だ。
「待って、あたしも行く」
「ふふ、じゃあ3人で行きましょうか」
マチも一緒に行くと言い、パクノダはなぜか微笑んだ。
パクノダの後を追うが、歩幅がやはり違うので置いて行かれそうになる。
頑張って追い付こうと足に力を入れた時、体が宙を浮き、マチに抱っこされていた。
「随分と仲良くなったのね」
「そういうのじゃないよ。歩くの遅いから」
「そうは見えないけど」
なんの話をしているのかいまいち理解できなかったが、温泉という所に行くために外に出た。
家にあるお風呂や以前入った宿のお風呂より広いらしい。
中に入ると、スッキリするようないい匂いがしてきた。
服を脱ぎカラカラと扉を開けると、中には数人の人がいる。
飛行船の時にも思ったけど、外の世界って広いんだなぁ。
あそこも結構人いたのに、ここにもいるんだ。
一体どれくらいの人がこの世界には住んでるんだろう。
私はマチの手を握って鏡の前に座らされる。
ホテルでお風呂に入った時もそうだったので、動かずに大人しくする。
「A、水当てるわよ」
頭を縦に振ったのを見て、手先から弱いシャワーでお湯を当ててくれる。
村で水を浴びさせられた時は怖かったな……。
でも今は……暖かくて、心地いい。
初めてパクノダとお風呂に入った時は、少し恐怖もあったが、今はなんの警戒もなく身を預けられた。
身体を洗い、長い間温泉に浸かる。
化け物だとバレていても傷付けられないことが、心の底から嬉しかった。
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
