＿第27話＿ ページ27
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「ノブナガ、ありがとう」
「おう、どういたしまして」
胃に違和感を覚えたが、これが食べるという事なのだと初めて知ることができた。
毒を含めた食事なら食べたことがあるが、いつも吐いていたし、実質これが初めての食事だ。
「その……悪かったな、色々と」
「でもわたし、ノブナガに痛いことされてないよ？」
「しかけただろ……まぁ、とにかく悪かった！」
謝るべきなのは吐いてしまった自分なのに、何もしてないノブナガが謝るのは違うと思ったのだが、クロロによって話を変えられてしまった。
「A、もう一度確認するが、自分の体から湯気のようなものは見えるか？」
飛行船に乗る前の会話を思い出し、今一度自分の体を確認してみる。
「……見えないよ？」
「これは？」
クロロが人差し指を立てているだけで、どれを指しているのかさっぱりだった。
頭を傾けてわからない意思を伝えると、クロロは手を下ろした。
「それじゃあ念というのは知っているか？」
「知らない。……わたしの力と関係あるの？」
「可能性はある。自分の力について……知りたいか？場合によっては痛い思いもするし、死ぬ可能性だってあるが」
クロロは意地悪だ。私が死なないなんてこと、知ってるはずなのに。
痛いの嫌だけど、我慢すれば自分の力の事が分かるかもしれない。
それにクロロは言ってた。すべてのことにおいて無理をするなって。
本当に無理だったら止めてもらえばいいんだ。止めてくれるかわからないけど。
「わたしも知りたい。念ってなに？」
「……止めなくていいのか？ノブナガ」
「気に入っちまったからな。俺も協力する」
「そうか。念とは、体から溢れ出す生命エネルギー、オーラを自在に使いこなす力のことだ。通常、オーラは誰にでも持っているものだが、Aにはそのオーラが2つ存在する」
オーラ……。シャルナークがブツブツ言ってたあれのことか。
えっと、オーラはみんなが持ってて、それを使いこなすことを念……。
「常に垂れ流しになっていてあまり変化の見られない生命エネルギーのオーラと、今の所、無意識のうちに量や質が高くなる謎のオーラの2つ。謎のオーラの方は凝でなければ見れないから、まずは念を覚えて、Aにもう1つのオーラを認識してもらいたい」
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
