＿第21話＿ ページ21
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その後Aは、一度目を覚ましたっきり起きなくなってしまった。
その一度と言ってもかなり意識は朦朧としており、声を掛けても無反応で、あの例の本を抱え込むと眠ったのだった。
試しに本を取ろうとしたのだが前回同様取れない。
そんなに読まれたくないか。
いや、俺も自分だけが知っていたいというものはあるしな。
……目を覚ましてくれないとどうしようもない。
このまま起きずに死んでしまうんじゃないかという不安が少しありつつ、ホームに帰る。
結局、飛行船にいる間に目を覚ますことはなかった。
◇
酷い怠さを感じながら目を覚ます。
死んだ後に目を覚ました時と同じ感覚だ。
ということはわたし、やっぱりコルトピの前で死んじゃったんだ。
バレちゃったかな、わたしが死なないこと……。
……ここ、どこだろう。
焦りを感じつつ場所を把握しようと思ったのだが、どこもかしこも本だらけ。
文字を覚えた私は1つ本を手にし読んでみた。
読めはするが、難しい言葉ばかりで理解することができなかった。中には習っていない文字もあった。もしかしたらハンター文字でない言語なのかもしれない。
諦めて本を閉じると、部屋の外から声が聞こえた気がした。
なんだろう、なんとなくいい匂いもする。
ご飯……かな？
それとこの声聞いたことある。マチの声だ。
ドアをほんの少し開けて外の様子を伺う。外は廊下のようになっていた。
近くには誰もいなかったので、声のする方へと歩く。
広い空間が見えそこを目指すと、私が歩いている廊下にひょこっと誰かが顔を覗かせた。
「A！？」
「シャルナークだ」
シャルナークはすぐに私に駆け寄り、抱っこして広場に出た。
そこにはコルトピとマチ、ちょんまげの人がいる。クロロは見当たらなかった。
「目を覚ましたんだね。おはよう」
「コルトピ、おはよう」
化け物だとバレてしまったのではという不安は気付いたら無くなっていて、死ぬ前と変わらない対応に顔が緩んでしまった。
4人は食事中だったらしく、バラバラではあったがそれぞれの前に食べ物が置かれている。
ちょんまげの人はこっちを睨みつつも食事を続けていた。
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
