お話ろくじゅうに。 ページ42
『はぁっ、はぁｯ！...フェージャ!!』
ドス「ｯA？」
走り出してから漸くして自宅の前まで着いた。すると、フョードルが家を出る姿が見えたから声を掛ける。
息が切れていて上手く話せないが、Aは自分の思いを伝える。
『ごめんね、ごめんなさいっ...フェージャは私のために頑張ってくれてるのに、解ってたのに。
自由になって忘れてたｯ』
目線を合わせて、Aは一呼吸置いた。
きちんとフョードルの目を見て笑顔になる。
『ありがとう。
あの日、救ってくれて。見つけてくれて。手を差し出してくれて。
もう十分だよ、私のために手を汚さないで？
道具でいいからフェージャの隣に居たい。』
ドス「A...本当に？」
『私はフェージャのことが大好きですからｯ!!』
──
彼女の笑顔は人を魅了する。
よく笑うようになったのは何時からだろうか。
ドス「Aは道具なんかじゃありませんよ。
少し大人気なかったですね、嫉妬なんて」
『しっと...？』
ドス「はい、嫉妬です。貴女と仲の良い太宰君にやきもちを妬いていたんです」
──
自由になってから？
光を見てから？
『フェージャは私が仲の良い人が嫌いなんですか？』
ドス「貴女を独り占めしたいだけですよ、もう叶いましたけど。」
『なら良かったです』
──
其れなら闇に変えてあげましょう。
其れなら黒く塗り潰してあげましょう。
『地下に帰らないでくださいね』
ドス「ふふ...解ってますよ。今日は三人でトランプでもしますか？」
『久し振りですね、やりましょう！』
イタズラに微笑む。今日こそ勝つと意気込むAを見つめ、悪魔は微笑む。
──
其れでも駄目なら壊してしまおうか。
今日の文豪！
澁澤龍彦
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sonata(プロフ) - 榊の燕さん» そうなんですか！私も良くやりますw (2019年2月18日 20時) (
レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - sonataさん» ありがとうございます!!まぁ勉強だけだとしんどいので占ツクとpixivで息抜きしてます (2019年2月18日 20時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
sonata(プロフ) - 榊の燕さん» そうなんですか!?そっちの方が大事じゃないですか!!頑張ってくださいー！ (2019年2月18日 20時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - sonataさん» そうだったんですね 自分が高校受験目の前だったので勘違い(？)してましたわw (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
sonata(プロフ) - 榊の燕さん» ありがとうございます!!(テストのことですか？なら、普通の学年末テストですよ！部活だったら選抜です！) (2019年2月18日 19時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sonata | 作成日時：2019年1月4日 21時
