お話ろくじゅういち。 ページ41
太宰「同居人からの電話かい?愛されてるねぇ」
『愛...ですか、』
からかうように言う太宰をゆっくりと見つめた。其のあと覚悟が出来た顔になり、立ち上がる。
Aの瞳は少しの光に照らされていた。
『ご迷惑をおかけしてすみませんでした。行ってきます』
太宰「Aッ」
不意に名前を呼ばれた。其処には悲しそうに笑う太宰さんが居て、
太宰「そこは...ありがとう、だろう?」
『!...はい、ありがとうございました!』
少しでも早く、一秒でも早く、伝えたかった。
フェージャにごめんなさいを。
ありがとうを。
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─────
乱歩「Aは自分から探偵社を辞めると言うよ。探偵社を守りたいのなら...
絶対に止めるな
其れはAの為でもあるし、僕らの為でもある。
彼女は、もう救えない」
″ごめん″
──────
────────────
太宰「乱歩さん...此れで、良かったんでしょうか。」
独り、取り残された太宰はAが出ていったドアの方を見ながら呟いた。言われた通りに止めなかった。我慢した。
でも、此れで本当に良いのだろうか。
Aは幸せになれますか?
亡き友の分まで、幸せになれますか?
推理して欲しかった。Aの未来を
「問題ないよ」、「幸せになれる」
この言葉が貴方から欲しかった。
彼女が幸せになれないのなら私が手放した意味がない。
四年前のあの後、必死で探した。
もし闇との接触を避けられたのなら、どれだけ嬉しいか。
何故依りにもよって彼なんだ...
君の恩人が何故、
今日の文豪!
澁澤龍彦
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sonata(プロフ) - 榊の燕さん» そうなんですか!私も良くやりますw (2019年2月18日 20時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - sonataさん» ありがとうございます!!まぁ勉強だけだとしんどいので占ツクとpixivで息抜きしてます (2019年2月18日 20時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
sonata(プロフ) - 榊の燕さん» そうなんですか!?そっちの方が大事じゃないですか!!頑張ってくださいー! (2019年2月18日 20時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - sonataさん» そうだったんですね 自分が高校受験目の前だったので勘違い(?)してましたわw (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
sonata(プロフ) - 榊の燕さん» ありがとうございます!!(テストのことですか?なら、普通の学年末テストですよ!部活だったら選抜です!) (2019年2月18日 19時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sonata | 作成日時:2019年1月4日 21時