生きる理由を無くした少女のお話。2nd《文スト》

お話にじゅうに。 ページ2

〜探偵社〜


敦「そういえば、Aさんの入社試験ってやらないんですか？」


朝、敦がふと疑問に思ったことを口に出した

一部の人は忘れてたらしく、思い出したように顔をﾊｯとさせた


谷崎「Aちゃんの働きが慣れてるからやってないの忘れてたよ」

ナオミ「でも、早く正社員にした方が良いんじゃなくて？」

鏡花「Aなら受かる」


口々に発せられた言葉はどれもAは探偵社に相応しいという言葉だった

其れに対して二人、笑って此方を向くだけ人がいた


乱歩「敦〜...はいこれ、」


敦が乱歩の元へと行き、書類を受け取る
見出しには

″入社試験内容″

と、書かれている紙だった

敦は此れがあの恐ろしい試験の内容が記してあるものなのかと冷や汗をかいた


恐る恐る頁を捲ると、


全て白紙だった。



敦「え、あのｯ...白紙ですけど...」

与謝野「本当だねェ...此れは？」


太宰「其のままですよ


白紙、つまり無し」


乱歩「Aの入社試験はやんない」


. . .



【はぁぁぁぁｯ!?】



乱歩と太宰の衝撃発言を聞いて、さっきまで無言で仕事をしていた国木田まで叫んだ


国木田「やらないって、どういう...」

乱歩「やんないからやんないの！」



探偵社がパニックになっているなか、ｺﾝｺﾝとノックをする音がなった

失礼しますと言って入ってきたのは、



明るい感じの可愛い子と大人しめで綺麗な子だった

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今日の文豪！

澁澤龍彦

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