弟 ページ41
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「ただいまー」
公園から帰ってきた我が家にはいい匂いが広がっていた。
ジュンの家族も集まったのかなんだか賑やかだ。
母「おかえり、どうだった?」
「綺麗だったよ、ほんとにすごく」
そうやって母さんと話していると私を呼ぶ声が聞こえた
梓宸「結心姐姐!」
「ズーチェン!!元気だった!?」
ズーチェンはジュンの弟。
顔はもちろん似ていて人懐っこい性格も兄そっくりで私にもよく懐いてくれていた。
梓宸「うん!!」
「そっか!」
梓宸「兄貴とまた付き合ってるんでしょ?兄貴ちゃんと彼氏やってる?」
「もちろんだよ、いい彼氏だよ、私には勿体無いくらい」
優しくて、かっこよくて頼れて、仲間思いで、本当にいい彼氏、、じゃなくて、、、旦那さんになるんだ、、、
改めて自覚すると顔に熱が集まるのがわかる。
梓宸「顔赤いよ?今更照れてんの?兄貴に言ってやろ!彼女が惚気て照れてるぞって!」
「ちょっ!ズーチェン!やめなさいよっ!」
そのとき
JN「ズーチェン、久しぶりだねっ!元気してた?」
私の後ろからジュンが現れてズーチェンの頭を撫でながらそう尋ねた。
聞いてないよ、、ね、、?
梓宸「うん!元気してた」
JN「そっか、よかった!」
ズーチェンの顔がパッと明るくなった。ジュンが韓国に行った時まだ小さかったから、大好きな兄に会えるんだしそりゃうれしいよね。
ジュンもそんな弟の姿を見てニコニコしてる。
やっぱりお兄ちゃんなんだなぁ。
SEVENTEENではどっちが年上かわかんなくなるもん。
ジュン「あんまり僕の奥さんをからかわないでね、心臓に負担かかるとダメだから」
そんなことを思っているとジュンがズーチェンにそう言った。
やっぱり、聞いてたんだ、、はずかし
まって、、、爆弾発言してたよね、、?
梓宸「お、奥さん?」
梓宸「え、ちょっと待って?え?2人結婚してたの?」
JN「今結婚したの!へへっ」
梓宸「姐姐、これ兄貴の冗談だよな?いつもの」
いつものって、普段からどんな冗談話してんのよ、、
「えと、、さっきプロポーズされて、OKしたかな?」
梓宸「それマジ、!?2人して冗談言ってないよね?」
JN「ほんとだよっ!」
梓宸「まじか、、母さんたちには?」
JN「今からいうよ?」
梓宸「反対することはねーか、」
そういいズーチェンが考え込んだところでおばさんのお呼び出しがくらい、リビングへ戻った。
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作者名:ソナ | 作成日時:2023年5月28日 9時