深圳へ ページ36
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懐かしい景色。
私が最後にここへ来たのはいつだろう。
一年は帰って来てないな。
それ以上かも。
特徴的な天井。
あちこちに書かれた中国語。
あぁ故郷だ。
中学の終わり、ジュンが旅立った場所。
高校の終わり私が旅立った場所。
「ただいま、深圳」
私とジュンの思い出が詰まった、私たちのふるさと。
いる訳もないのに、ジュンを思ってここで待ってたっけ。
泣いてたよね、確か。
お父さんが必死に探して、ジュンのお母さんも来てたよね、私を家に帰らせるために。
思い出してみれば、今も昔も変わんないんだなぁ。
ずっとジュンが好き。
韓国でまた出会えて、付き合って、うん。
会えてよかったかも。
JN「Aっ！！」
名前を呼ばれて振り向くと大きいキャリーケースをごろごろひっぱって走ってくる大好きな人
一体何が入っているのだろうかってぐらい大きいキャリーケース。
お菓子だろうなぁ、ジュンのことだから。
「ジュニっ！！！」
JN「いつ着いたの〜、どれくらい待った！？体は大丈夫！？」
「さっきだよ、全然待ってないから大丈夫。安心して」
スケジュールの都合で一緒に乗るはずだったのが先にジュンが出国する事になり、私は1人で韓国を出た。
元は、私の体を気遣って2人で乗るためにこの日にしたジュン。
宿舎を出るギリギリまでずっと駄々をこねてた。
可愛いけど、仕事なんだからちゃんと行かなきゃ。
安定の質問攻めに返して、私のお父さんが待ってるロビーまで2人で向かう。
その道中でさえも、さっきの仕事の話を楽しそうに話してくれる。
アイドルって楽しい仕事ばかりじゃないから、仕事の話を楽しそうにしてくれて嬉しい。
父「A〜！！！」
「父さん！！！ただいま」
空港のロビーで思いっきり抱きついてくるこの親バカは私のお父さん
過保護で大変な時もあったけど、頼りになるほんとに大好きな人だ。
父「おかえり、A、よく帰ってきたな。ジュンフィも！！お前またイケメンになって〜みんな見てるぞ。SEVENTEENとやらを」
JN「おじさん！お久しぶりです！！い、イケメンって、そうですけど、、//僕たちのこと見てくれてるんですか！ありがとうございます！」
父「あぁ、ミンハオ君も元気そうで何よりだ。さぁ帰ろう、母さんが美味しいもん作って待ってくれてる」
「うん！！」
父さんも元気そうで何よりだ。でも白髪増えたなぁ。そんなことを思い車に揺られていた
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作者名：ソナ | 作成日時：2023年5月28日 9時
