やっぱり、、、。 ページ25
Aside
ジュン達が病室を出て行って数分後スビンオンニが来てくれた。
スビンオンニは私のお父さんのお兄さんの娘で、すごく頭がいい。
だからお医者さんになれたんだろうなぁ。
尊敬するよ、ほんと。
おっちょこちょいで、すぐこけるし忘れ物もよくするけど本当にいいオンニだ。
SB「A、起きた？大丈夫？」
そう駆け寄ったきたオンニ。
だめだよオンニ焦ったら、だって、、、
SB「きゃあっ！」
ほら、やっぱりつまづいた。
誰かに似てるよなぁオンニって
誰だっけ、、、この既視感
まぁいいや
SB「ふぅごめんごめん、ほんとあたしってなんでこんなにこけるんだろ」
そう笑いながら服を払って近くの椅子に座った。
SB「どう体調は？」
「今は大丈夫。さっきはやばかった」
私がそういうと、オンニは悲しそうな顔をした。
SB「、だよね、、、。ごめんね、助けられなくてA本当ごめん」
私の手を握りながら謝るオンニ。
私はこんな弱気なオンニはこれまでに見たことがなかった。
「オンニ、、謝らないで。オンニは悪くないよ、、、私の病気が悪いんだよ」
「治療法ぐらい教えてくれてもいいじゃんね」
冗談まじりに話すと少し笑顔が戻ってきたオンニ。
SB「だよね、笑」
「ねぇ、、オンニ単刀直入に聞くね？」
「私ってあとどんくらいの命なの？」
私が聞くとビクッと肩を振るわせたオンニ。
体が細かく震えていて、猫目に吊り上がった綺麗な目から涙が溢れた。
SB「Aはね、、っAは、、、あと
長くて3ヶ月
しか生きられない。」
やっぱり、、、、。
神様なんでそんなに意地悪をするの？
私はいつからこんなに生きたがりになったの？
ジュンに
いつ死んでもいいって思ってたのに、、、
3ヶ月なんて、、短すぎるよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソナ | 作成日時：2023年5月28日 9時
