JN side ページ14
JN side
Aが眠ってからしばらく、僕は泣いていた。
アイドルになる。
そう決めて中国を離れても、Aのことをずっと考えてた。
だからこそ、再び会った時、運命だと思った。
だけど君は、、、命の限界が迫ってた。
ごめんね。A。あんなにかっこいいこと言ってるけど本当はすごく不安なの。
あと、1年半でAがいなくなっちゃうなんて。
本当はすごく怖い。
今は暖かいこの手がいつか、冷たくなってしまうなんて。
そのいつかが近い日だってそんなことばっかり考えて。
君の手を繋いだまま僕は泣いていた。
ただ涙を流す僕の声だけが部屋に響く。
だけどね、これだけは絶対に言えるの。
［Aを幸せにする］
残りの一年半、君の全てを愛するよ。
HS「ジュナ、、そろそろ社長が来るぞ」
JN「うん。行くね」
5分後社長がいらっしゃった。
社長「ジュン、話とは？」
JN「社長、わざわざ来ていただきありがとうございます」
JN「この度、僕はミン・Aさんと付き合うことになりました。しかし、彼女は病気持ちでおそらく長くは持たないです、、。そのため今は眠っていますがいつかきっと社長に挨拶します。どうか僕たちの交際を認めていただけませんか？」
社長「ジュン、韓国語が上手くなったな、。初めて会った時とは大違いだ。よく頑張ったな」
JN「ありがとうございます」
社長「急に堅苦しく挨拶するから嫌な想像をしてしまったが、」
社長「いつ出会ったんだ？？彼女とは」
JN「彼女は僕の幼馴染です。」
社長「ほう。韓国人のような名前だったが？」
JN「中国出身ですが彼女の父親が韓国人なんです。彼女とはもともと付き合っていましたが韓国に渡るにあたり一時疎遠となりました。ですが、今日再会しました。」
社長「そうか、、。病気というのは、、？長くないとは聞いたが」
JN「難病で手術をしても治らない。彼女は、、あと、一年半しか、、生きれないそうです。」
社長「ジュンはいいのか？それで」
JN「はい。愛しているから。彼女の残りの一年半を明るく幸せにしてあげたいんです。」
社長「そうか、、。私は認めよう」
JN「ありがとうございます！」
社長「いつか会おうと伝えておいてくれ。」
JN「はい！」
社長「では私は行くよ。これからも頑張りなさい。無理はするなよ」
SEVENTEEN「はいっ！！」
本当に僕たちはいい社長に出会えた。
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作者名：ソナ | 作成日時：2023年5月28日 9時
