探り ページ33
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A「うわっ」
目を覚ますと、視界いっぱいに翔太の顔があった。
驚きで思わず声が出た。
カーテンの隙間から朝日が溢れている。
今何時なのかな。
身体を起こしたいけど、これ以上身体が動かない。
いや、動かせない。
A「…うそ、」
腰に重みを感じていた理由は、
翔太の腕が巻きついていたからだった。
A「動けないんだけど…」
寝ているくせに力が強い。
もぞもぞと動いていると、目の前の翔太が眉間に皺を寄せながら、ゆっくりと瞼を開いた。
渡「んん、」
A「あ、」
渡「んー、おはよ」
A「おはよう…」
渡「体調は？」
A「もう平気、ありがとう」
渡「ん。」
A「あのさ、何で腰に翔太の腕が巻きついてるの？」
渡「あぁ、」
いやいや。
あぁ、じゃないって。
A「その、離してもらえる？」
渡「……嫌だ」
A「…へ？」
渡「そもそも先に手を出したのはそっちだろ」
A「て、手を出す？私寝てる間に翔太を襲ったの？」
渡「はっ、？！…いやそんなんじゃねえけど。
お前が俺をベッドに引きずり込んだんじゃん。」
A「え…」
渡「まさか覚えてねえの？」
A「うん」
渡「は？まじかよ、ありえねえ…」
呆れたような表情を浮かべて身体を起こす翔太。
元カレをベッドに引きずり込むって私最悪じゃん。
A「ごめん」
渡「いやいいけど、こういうの普段から誰にでもしてんの？」
A「どういうこと？」
渡「添い寝する相手でもいるのかってこと。
随分と手慣れてる感じだったけど。」
A「そ、そんなわけないじゃん！」
渡「ふーん。
俺の知らないうちに男慣れしたのかと思ったわ」
A「…してないよ、」
たしかに昔から私は男慣れしてなかったけど、
それは今も変わってない。
それより、なんでさっきから悲しそうな顔してるの？
ジーッと穴が開くほど見つめられる。
渡「なあ、別れてから彼氏できたことあった？」
A「ないけど」
渡「…そ。」
A「何でそんなこと聞くの」
渡「Aって昔から”思わせぶり”だよな。」
A「え、？」
渡「無自覚なんだろうけどさ、まじで気をつけろよ。」
思わせぶり…？私が？
心当たりが無さすぎて、翔太がベッドを降りて部屋を出た後も、しばらく放心状態が続いた。
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みい(プロフ) - 元カレしょっぴーの優しさにもきゅんとしました🥺💙💙 (2022年3月14日 1時) (
レス) @page33 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
そむりん。(プロフ) - みいさん» ありがとうございます🤍ふっかさんとめめは、この先も登場するシーンがあるのでお楽しみに…🥺 (2022年2月22日 21時) (レス) id: c21d1ed65d (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ふっかさんやめめも登場してストーリーどうなるの？！ってめちゃくちゃ続きが気になります😭💕更新楽しみにしてます！ (2022年2月22日 1時) (レス) @page23 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そむりん。 | 作成日時：2022年1月22日 22時
