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退勤まであと1時間30分
あともうひと踏ん張り…と言いたいところだけど、
数十分前から身体が熱っぽくて怠い
耐えられるかなぁ、客足は相変わらずだけど。
今抜けたら確実に迷惑をかけてしまう。
お客さんからは死角で見えない位置で壁にもたれかかる。
A「はぁ、しんど」
できれば戻りたくない…
かろうじて今は立っていられる状態ではあるけど、
いずれ倒れてしまいそう。
あと1分だけ休んだら戻ろうと決心した時
ラ「え、先輩？大丈夫ですか？」
A「うわっ、ラウールくんか、」
ラウールくんが影からいきなり現れた
ラ「先輩、なんか顔赤くないですか？」
A「えー、そうかな？」
ラ「裏で休んでおきますか？」
A「ううん、平気だからちゃんと戻るよ」
壁から背中を離してホールに戻ろうしたけど、
視界がぐらりと揺れてバランスを崩した。
床に倒れ込みそうになる私を、ラウールくんは正面から抱き止めてくれた。
ラ「先輩、！」
A「ん…、」
ラ「今日はもう上がった方がいいですよ」
A「でも…」
ラ「とりあえず店長呼んでくるんで、ここで待っててもらえますか？」
A「ん…」
そのまま私の身体を支えながら、ゆっくりと床に座らせてくれた。
数十秒後、店長が駆けつけてきて、
「店のことは気にしなくていいから、今日は上がっていいよ」と言ってくださった。
A「すみません、ご迷惑おかけします…」
「誰か迎えにきてくれる人はいる？」
A「一人暮らしなので…でも1人で帰れます」
「そうは言ってもなぁ…」
どうしようかと店長が悩んでいた時、
店長の後ろから佐久間が現れた。
佐「店長、電話代わっていただけますか」
「わかった」
店長はこの場から離れて、佐久間と2人きりになった。
佐「あのさ、翔太呼ぶ？」
A「…え」
ぐったりと座り込む私の背中を摩りながら、
急にとんでもないことを言う佐久間
佐「俺が送ってやりたいけど、抜けれないし…」
普段なら翔太が迎えにきてくれることに抵抗はないけど、今日だけは気まずい。
でも、ここで駄々こね続けてるのはカッコ悪いし
A「わかった、翔太きてもらう、」
佐「ん、連絡するね」
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みい(プロフ) - 元カレしょっぴーの優しさにもきゅんとしました🥺💙💙 (2022年3月14日 1時) (
レス) @page33 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
そむりん。(プロフ) - みいさん» ありがとうございます🤍ふっかさんとめめは、この先も登場するシーンがあるのでお楽しみに…🥺 (2022年2月22日 21時) (レス) id: c21d1ed65d (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ふっかさんやめめも登場してストーリーどうなるの？！ってめちゃくちゃ続きが気になります😭💕更新楽しみにしてます！ (2022年2月22日 1時) (レス) @page23 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そむりん。 | 作成日時：2022年1月22日 22時
