105 ページ6
・
2月の中旬を迎える頃
3年生は自由登校の期間になり、
翔太くんは学校に来なくなった
自由登校なんて言うけど、実際に登校する人など殆どいないだろう。よく分からないけどね、
私のために来てくれちゃってもいいのに笑
1年生の私たちは学年末テストに向けて、
必死に勉強に励んでいる。
翔太くんが自由登校になってから、
学年末テストの勉強のせいで最近は会う頻度が減っていた。
はあ、会いたいなあ
今何しているのかな
窓側の席で、
少し曇った窓ガラス越しに運動場を眺める
あ、ラウールくんと康二くんだ
1年3組は体育の授業を受けていた。
あの2人、かっこいいのになんで彼女いないんだろう。
2人は好きな子っていないのかな
そのまま3組がサッカーをしているところを眺め続けていた。
どうやら康二くんとラウールくんは違うチームのようで、ついさっきチーム交代で入れ替わりをしていた。
ラウールくんたちのチームが休憩で、
康二くんたちのチームが試合を始めるみたい。
ラウールくんの後ろ姿を見つけた。
それにしても目立つな、、
群を抜いて背が高いから余計に目立っている。
すると突然、ラウールくんが振り返り、
1年2組のほうの教室を見上げる。
ラウールくんが手を上げかけた時、
誰かに話しかけられてどこかへ行ってしまった
私も授業にちゃんと集中するために、
またノートを取り始めた。
お昼休み、
最近はりりあと蓮に加えて、康二くんやラウールくんとも過ごすようになった
もちろんみんなと居ると楽しいけど、
やっぱり翔太くんと階段でくっついていたあの頃は1番幸せだったし、思い出すと少し切なくなる。
大切な思い出に浸っていた時、
隣に座っていたラウールくんが私に話しかけてきた
ラウ「Aちゃん、今日僕が外で体育だった時、僕と目合った？」
A『あ、やっぱりあの時目が合ってたよね？』
ラウ
「うん。振り返った時2組の教室からAちゃんが見えてさ、手振ろうとしたのに友達に話しかけられちゃって…手振りたかったんだけどな、」
A『そっか笑ラウールくん、背が高いからすごく目立ってた』
ラウ「クラスで僕が1番高いからまあ見つけやすいよね」
確かに。というか、学校全体で1番背が高いと思う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 502人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そむりん。(プロフ) - みいちゃんさん» ありがとうございます〜！！キュンキュンして頂けたなら幸いです😭♡ (2021年10月31日 10時) (
レス) id: b1bb62d5f9 (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん - キュンキュンしまくりです！！！！！お忙しいかと思いますがぜひ続き待ってます！ (2021年10月24日 9時) (レス) @page8 id: 93a68ab51b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そむりん。 | 作成日時：2021年10月17日 21時
