タダ酒 ページ43
「申し遅れました、私はアイトといいます。今はユリさんの仲間として冒険に出かけ、これからも仲間でいる所存です」
「......アイト?アイトって......ああ、キミが剣士のアイトか」
「へー!確かにユリが言ってた通り美形で格好良いね!」
ミズサがこの険悪な空気を割るように声を上げた
洸太はその言葉にますます不機嫌になる
それに釣られるように美久亜も顔を顰めた
ミズサの口を塞ぐ光景を見るとなんだか癒される
「......ユリは、こういう男が好みなのか?」
「こ、洸太......何言ってるのよ、急に」
「美形で格好良いなんて言ってたんだろ?......気になって」
「......返答に困るわ、客観的に見てアイトは美形でしょ?私の好みは置いておいて、アイトはとても良い人よ」
私がそういうと洸太は溜息を吐いた
......なんだか、尋問を受けているような気分
アイトと洸太に挟まれて胃がズキズキする......
私は机の上に運ばれたお酒を一気に流し込んだ
「っぷはぁ......酒は変わらず美味しいわね〜」
「......とりあえず飲んで、ユリ。俺の奢りだよ」
「あら、気前がいいわね。そうこなくっちゃ!」
「洸太、奢ってくれるの!?やったー!」
ミズサが口を覆う手を顔を振って避けると、幾つも注文し始めた
洸太はしまった、という感じで苦笑いを浮かべている
紅の翼は遠慮しない、それに加え洸太のお財布の中身は収まらないくらいに重たいのだから
私もこの状況と久しぶりのタダ酒ということで、煽りに煽りまくった
......飲みまくるしか、ないわね!
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砂糖丸(プロフ) - もちお!さん» コメントありがとうございます!書き溜めが無くなり更新が亀になっていて申し訳ない限りです......が!コメントでとても喜びで溢れたので指が進みますwこれからも頑張らせて頂きますので、よろしくお願いします!ありがとうございました♪ (2019年10月19日 1時) (レス) id: c1639a6bbb (このIDを非表示/違反報告)
もちお! - くっ、面白い!めっちゃ面白い!!(語彙力の欠乏)…いつも楽しく読ませてもらっています!これからの展開が気になりすぎる!あと主人公ちゃんがカッコいいっ!応援してます、頑張って下さいね!! (2019年10月18日 18時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖丸(プロフ) - 煮たまご出汁巻きさん» またコメント頂いてとても嬉しいです!これからのストーリー、どんな展開になるのか楽しみにして頂けると嬉しいです♪これからも入り込めるような物語を書いていく目標で頑張りますので、よろしくお願いします!┏〇 (2019年9月30日 22時) (レス) id: c1639a6bbb (このIDを非表示/違反報告)
煮たまご出汁巻き(プロフ) - 早速勇者サイドを書いて頂きありがとうございます。このまま何のトラブルもなく開店できるのか?勇者達との再会は簡単にいくのか?ハーレムの女の子は増殖するのか?はたまたざまぁ展開はあるのか?等々…今後の展開も気になりますます目が離せませんね (2019年9月30日 19時) (携帯から) (レス) id: 5d045b778c (このIDを非表示/違反報告)
砂糖丸(プロフ) - こだぬきさん» コメントありがとうございます!色ボケた愉快な仲間たちwwピッタリな言葉かもしれませんw主人公ちゃんには私も幸せルートを歩んで欲しいですw応援とても嬉しいです...!ありがとうございます♪ (2019年9月29日 2時) (レス) id: c1639a6bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖丸 | 作成日時:2019年9月4日 9時