第57話 裸足で踏みならすロマンス ページ8
全国大会まであと7日──氷帝学園。
『うーん……もう少しハードな練習メニューでも作成しますか……選手の持久力も強化する必要がありますね』
応援席用のベンチに座って、ノートパソコン二つを開き、片方では選手のデータ分析、もう片方で練習メニューの作成を行っていたら「相変わらずすげーな」と後ろから声をかけられた。
『あ…宍戸さん……こんにちは。練習、手伝っていただけるんですか？』
宍戸「夏休みの間だけな。来年こそは、氷帝の全国制覇を狙ってもらわねーとな」
『もちろんです。そのために、私も死力を尽くします』
宍戸「頼もしいな──ところで“アノヤロウ”、最近見ねぇな」
『あぁ……お兄様なら、今頃跡部家が運営するジムでトレーニングをしている頃かと──あの決勝戦が、頭にこべりついて離れないようですよ』
その時、私の部活用の携帯が音を立てた。電話は榊監督からで、用件は日吉さんと鳳さんを連れて、音楽室に来いとのことだった。
『……今丁度、宍戸さんもいらしているのですが……宍戸さんにもお伝えした方がよろしいですか？』
［さすが、察しがいいですね。よろしくお願いします］
『かしこまりました』
通話が切れたことを確認して、携帯をジャージのポケットに仕舞えば、宍戸さんが「何かあったのか？」と、私に質問をした。
『監督からの召集です。私と一緒に来て頂けますか？』
宍戸「監督から…？」
『日吉さん！鳳さん！今すぐ練習を中断してください！』
鳳「え…」
日吉「どうしてだ、A」
『監督からの召集です！私と一緒に音楽室まで来てください！他の皆さんはクールダウンしたあと、片付けを行ってください！』
指示を出した後、宍戸さんと日吉さん、鳳さんと共に、監督が待つ音楽室へ向かった。
第58話 そしてワルツと洒落こみましょうか→←第56話 甘い痺れの眩暈に溺れろ
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謙也LOVE - このお話に私の好きなテニプリビック３が出てる！！ビック３の３人は国光と謙也と弦一郎の３人です (2019年8月15日 15時) (
レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 藍風陽鈴さん» 有難いお言葉ありがとうございます（；_；）夢主と幸村さんは書いててとても楽しいです(笑)他のメンバーともどんどん絡ませていこうと考えてます！また遊びにいらしてください！お待ちしてます！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
藍風陽鈴(プロフ) - こんにちは幸村くんと夢主ちゃんのやり取りをニヤニヤしながら読んだり、他のメンバーのやりとりに笑っちゃったり楽しく読ませて頂いてます！続きがとても気になります！セシルさんのペースで全然大丈夫です！次の更新を楽しみにしてます！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: 1ab08b88cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2019年2月11日 20時
