第26話 譲れない想い ページ28
『あれ?三ツ谷?』
三ツ谷「A……オマエ、一人?マイキーは?」
『マイキーなら、用があるって一人でどこか行っちゃった』
三ツ谷「そうか……」
『三ツ谷、マイキーに用事…?』
首を傾げる私に対して、三ツ谷はどこか深刻そうな表情を浮かべた。「何かあったの?」と恐る恐る聞けば、三ツ谷は意を決したように口を開いた。
三ツ谷「パーちんの話は、マイキーから聞いてるか?」
『う…うん……その件で、ドラケンとケンカして、仲直りしたんだよね?』
三ツ谷「ああ……二人が仲直りして、パーちんの件は丸く収まった……けど、ペーやんは納得してねーんだ」
『え……』
三ツ谷「それで、“ドラケンまくる”とか言い出して……」
三ツ谷の言葉を遮るように三ツ谷の肩を掴んで、「ドラケン……今…エマちゃんとタケミっちとタケミっちの彼女のヒナちゃんと武蔵祭りに行ってるの…」と震える声で伝える。
三ツ谷「武蔵神社か……ありがとな、A。それ聞けただけでも助かった。オレは武蔵神社に向かうから、オマエはマイキーにこの事を伝えてくれ」
『ま…待って…三ツ谷……私も連れてって…』
三ツ谷「は…はぁ?無理に決まってんだろ。オマエを危険な目に遭わせたら、マイキーに合わせる顔がなくなる」
『自分の身は自分で守る……絶対…三ツ谷達の足でまといにならない……邪魔しない……だから…私も連れてって……もう…誰も失いたくないの……お願い…三ツ谷』
涙で、三ツ谷の顔がぼやけた。そんな私の目元を三ツ谷が人差し指で拭い、「Aの事泣かせたなんて知られたら、マイキーに殺されるな」と、三ツ谷は困ったように笑った。
三ツ谷「乗れよ。浴衣だと乗りにくいかもしれねーけど」
『…ゴメン…三ツ谷……ありがとう…』
三ツ谷「飛ばすからしっかり掴まってろよ」
『うん』
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ノア - はじめまして。 素敵な作品ありがとうございます。応援しています!頑張ってください! (2021年7月10日 8時) (レス) id: 4fce79d192 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - にゃむ。さん» お優しいコメントありがとうございます(T_T)気長にお待ちいただければと思います。またぜひ遊びにいらしてください (2021年4月26日 21時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
にゃむ。 - 凄く好きな作品です!!いつも更新楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2021年4月26日 9時) (レス) id: 94d59ef512 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - kmerjさん» はじめまして!ありがとうございます!またぜひ遊びにいらしてください (2021年4月23日 18時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - かぐやさん» 毎日!?ありがとうございます(T_T)とても嬉しいです (2021年4月23日 18時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セシル | 作成日時:2021年4月16日 8時