第23話 クリームソーダとカスタードパイ ページ23
クリスマスと正月を無事に終え、正光がクリスマスにくれたマフラーを巻いて、冬休み明けの学校へ登校する。新年の挨拶が飛び交う中、私はイヤホンで音楽を聴きながら、外の世界をシャットダウンする。欠伸を噛み締めながら歩いていると、突然後ろから肩を組まれ、小さな悲鳴がこぼれた。何事だとイヤホンを外して、視線を私の左隣に向ければ、そこに居たのは正光だった。
『な、何だ……正光か…』
土屋「俺でがっかりした？」
『ううん、安心した』
「ほんと…びっくりしすぎて、心臓止まるかと思った」と言葉を付け加えれば、正光は「ごめんごめん」と笑いながら謝った。
絶対……悪いと思ってないな────。
土屋「俺があげたマフラーしてきてくれてんだ」
『うん……正光も私があげたマフラーしてきてくれてんだね』
土屋「Aから貰った大切なやつだかんね」
『でも、まさかプレゼントが被るなんて思わなかった』
土屋「だな。まぁ、そんだけ気が合うってことだろ」
「俺ら相性いいし」と笑う正光に「そうだね」と笑い返せば、「体の相性もな」と正光が言葉を付け加えてきたため、「変態」と私の肩に回っている正光の手を叩く。
土屋「何で？事実じゃん」
『そういう問題じゃないから』
土屋「否定しないって事は、Aもそう思ってんだろ？」
『もう、怒るよ』
ジト目で正光の事を睨みつければ、正光は笑いながら「機嫌直せよ」と私の両頬を片手でつまんだ。
『……放課後、デートしてくれたら許してあげる』
土屋「じゃあ……Aが行きたいって言ってた駅前のカフェ行くか？」
『え、行く！行きたい！！』
土屋「(やっぱかわいい)」
第24話 キャンディはシガレットケースに→←第22話 青い春の不純性
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです！ほんと正光かっこよすぎて最高です！ (2020年5月19日 11時) (
レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
み - 初めて本編と一緒に読ませていただきました続きが楽しみです！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: d9179ab9db (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - リカさん» ありがとうございます（；_；）これからもよろしくお願いします（；_；） (2019年4月17日 18時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
リカ(プロフ) - 本編も大好きで読まさせてもらってます(^^)更新頑張ってください*\(^o^)/* (2019年4月14日 23時) (レス) id: 6d2f89e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - この作品がすごく面白くて、更新楽しみにしてます！応援してます！後、本編はいつ頃更新するのですか？ (2019年3月25日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2019年3月24日 3時
