過保護の塊−1 ページ7
『…………』
うぅ……お腹痛い……気持ち悪い……吐いちゃえば楽なんだろうけど、この吐きそうで吐けないのが、なんとももどかしい。しかも、今日に限って薬は忘れるし、悟は出張でいないし……ホント最悪───。
虎杖「A、大丈夫か?」
午後の実技の授業をどうしようかと考えていたら、少し前を歩く悠仁が、心配そうに私の方を見た。「え、何が?」と目を丸くすると、野薔薇と恵に、盛大なため息をつかれた。
釘崎「何がじゃないわよ。自分の顔、鏡で確認したら?虎杖でも気づけるくらい真っ青よ」
虎杖「俺でも気づけるくらいってのは余計じゃね!?」
『マジでか……』
伏黒「具合悪いなら休めばよかったじゃねぇか」
『朝までは平気だったんだけど、急に悪化して……』
伏黒「薬は?」
『忘れた……野薔薇、持ってない?』
釘崎「痛み止め?」
『うん…』
釘崎「今手元にないけど、寮に戻ればあるわよ。取ってこようか?」
『わざわざ取ってきてもらうのは申し訳ないからいい。大丈夫』
伏黒「家入さんとこ行くか?」
『うーん……そうしようかなぁ……薬飲んで寝れば回復する気がする』
虎杖「じゃあ、俺が医務室までおぶってってやるよ!」
『いや、ええよ。自分の足で歩けるから……それに、もうすぐ午後の授業が……』
「Aー」
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セイラ - すみません、こちらの方から失礼します。 東京リベンジャーズの、二人の愛は茨の道の方のパスワード教えていただいてもよろしいですか?! (2022年3月3日 23時) (レス) id: 776270c83e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セシル | 作成日時:2022年2月24日 20時