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淡雪に溶け込む世界−4 ページ15

五条「いい格好だね」

『誰のせいやと思っとんねん……退いて』

五条「嫌だけど?」

自分の膝に頬杖をついて笑顔を浮かべる悟に、今日何度目かのため息がこぼれた。
このまま股を蹴飛ばしたろうかと思ったけど、どうせ防がれるし、動くのも面倒くさかったため、私はもう好きにしてくれと体の力を抜いて両手を広げて雪に身を預ける。

五条「───ねぇ」

『ん?』

五条「何で僕が居なくなると思ったの?」

『…………すごく…溶け込んでたから……』

五条「溶け込んでた…?」

『……悟って、雪が似合うね』

五条「何だそれ……Aって、時々突拍子もないこと言うよね」

『人より感性が豊かって言って』

五条「Aの場合はただのバカでしょ」

『ウッザ……ほんまウザい。嫌い』

五条「とか言って?」

『………………』

五条「ほら、素直に言いなよ。嫌いとか言って、本当はどうなの?」

『………………好き……』

悟に乗せられるのは癪だったが、言わなきゃいつまで経ってもこの状態だと思ったから、素直に答えた。すると、悟は満足そうに笑って、私のことを抱き起こした。

『……悟のせいで背中が濡れた。寒い。風邪引いたらどうしてくれんねん』

五条「その時は僕が看病してあげるよ」

『悪化する未来しか見えんわ……悟に看病してもらわんでも、硝子さんに頼んで看てもらうわ』

五条「ホント素直じゃねーな。素直に僕を頼ればいいのに」

『…………悟』

五条「ん?」

『また、雪見に連れてきて』

五条「……気が向いたらね」

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セイラ - すみません、こちらの方から失礼します。 東京リベンジャーズの、二人の愛は茨の道の方のパスワード教えていただいてもよろしいですか?! (2022年3月3日 23時) (レス) id: 776270c83e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セシル | 作成日時:2022年2月24日 20時

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