第31話 万能的快楽が小気味良く弾けている ページ32
IH予選決勝戦の結果は、稲荷崎高校が優勝。稲荷崎高校は、全国への切符を手にした。きっと、これから戻って練習を行うであろう侑くんに「優勝おめでとう。お疲れ様。ゆっくり休んでね」とメッセージを送って、雅と一緒に家路に着く。「今日伝えんでええの？」と聞く雅に「大事な時やし、侑くんの邪魔したないから……大会落ち着いてから伝えるわ」と言葉を返す。
杏野「Aはそれでええの？」
『ええに決まっとるやん。侑くんのためなら、何でも我慢できる……せやから、気長に待つことにするわ』
杏野「A……あんた…ほんまええ女やな。うちが嫁にもらったるわ」
『雅が養ってくれるん？』
杏野「Aのためなら喜んで社畜になるわ」
雅と笑い合いながら会場の自動ドアをくぐると、突然うちの携帯が音を立てた。電話の相手は侑くんで、うちは慌てて電話に出る。
『もしもし？どうしたん、侑くん』
［A今どこ！？まさかもう帰ってまった！？］
『え……えっと…今雅と一緒に会場出たとこやけど……』
［アホ！帰んな！！］
『え……？』
［会場出たとこなんやな］
『う…うん……』
［今からそっち行くさかい……そこ絶対動くな！］
『ちょっ…！侑くん…！？……あかん…切れてもうた…』
杏野「侑、何やて？」
『なんか……今からこっちに来るらしい』
杏野「ふーん…」
『雅…？』
侑くんが今から来るからだろうか……心做しか雅の機嫌が悪くなった気がする。
杏野「A、うちちょっと飲み物買ってくるわ」
『へ…？あ、うん。わかった』
雅は片手を上げて、会場の方へ戻っていった。そして、そんな雅と入れ替わるかのように侑くんがうちの元へやってきた。
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セシル(プロフ) - Ruuさん» 完全にごちゃごちゃになっていますね。修正します。 (2020年12月1日 23時) (
レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - お話はすごくいいのですが途中から角名が関西弁になっているのがどうしても気になって... (2020年3月11日 3時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - お、治くん、、、むくわれて欲しいです、、 (2020年3月4日 18時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2018年7月18日 12時
