第251話 太古の昔から射られる光 ページ3
千咒「A姉、コレどう思う?」
『ダボッとしててかわいいと思う。私も欲しいくらい』
千咒「じゃあ、A姉も買おう!」
『うーん……今月節約中だからやめとく』
千咒「コレがあるから大丈夫!」
したり顔で明司さんのカードを出す千咒に、Aさんは「オミ君に怒られるよ」と苦笑いを浮かべた。
千咒「大丈夫。武臣には、A姉にちゃんとお礼しろって言われてるから」
『でも……』
困り顔のAさんにお構い無しで、千咒は店員さんに「コレと同じのもう一着」とお願いした。困ったように笑うAさんと千咒を交互に見たあと、「あの…Aさんって…明司さんとどういう繋がりなんですか?」と思っていたことをぶつける。
『幼なじみ……とはまたちょっと違うなぁ……真一郎繋がりで知り合ったわけだし』
花垣「真一郎君って……マイキー君のお兄さんの……」
『そう。タケミっちも、もう知ってるでしょ?梵に初代黒龍のメンバーがいる事……真一郎が生きてた頃、私は真一郎にベッタリだったから……初代黒龍のメンバーとは顔馴染みなの』
花垣「なるほど……じゃあ…千咒は?明司さんとかとはさ、どういう関係なの?」
千咒「どういう関係って?」
花垣「明司さんは、初代黒龍って言うぐらいだから、20代半ばとかでしょ?君はどう見ても、オレとタメぐらいじゃん?どういう付き合いなのかなーって」
千咒「兄貴だよ」
花垣「え…?兄妹って事!?」
千咒「ウン。ジブンの本名は“明司千壽”。“瓦城千咒”は源氏名みたいなモン。カッケーっしょ」
花垣「げんじめい?」
千咒「春千夜と考えたんだー」
花垣「ハルチヨ?」
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ひめか(プロフ) - 面白くて見てたら更新停止(泣)続きが出てくるのを待ってます! (10月20日 0時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 久しぶりに読みに来たのですが、完結までの続きを読めるのゆっくり待ってます (2023年2月2日 23時) (レス) @page12 id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
らる - 何回読みな返したか分からないくらい大好きな作品です! (2022年10月23日 21時) (レス) @page12 id: 2d3739eeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆいみ - Twitterの事とかなんにも知らなくて、けどこの作品すごく好きなのでまた見られるようになって嬉しいです! (2022年3月25日 12時) (レス) @page7 id: 4903ed4ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セシル | 作成日時:2022年3月21日 20時