FILE.118 グッドモーニング・ワンピース ページ19
カーテンから差し込む日差しが眩しくて、寝返りを打てば、リビングの方から零さんの私の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
まだ起きたくないと、モゾモゾと動いて布団にくるまってもう一度眠ろうとしたら、寝室の扉が開く音が聞こえた。
安室「Aー、まだ寝てるのかい？」
『ん……零さん……』
布団から少し顔を出して腕を伸ばせば、「おはよう」と腕をひかれて、零さんの腕の中にすっぽり収まった。「おはよう」と返して、零さんの首に腕を回して擦り寄れば、「まだ寝ぼけてるみたいだね」と零さんは笑った。
安室「朝ごはんできたよ」
『……うん……食べる』
「顔洗ってくるね」と告げれば、零さんは朝食の支度に、リビングへ戻っていった。
顔を洗っても、頭がボーっとしている。あくびをかみ締めて、リビングの扉を開けば、お味噌汁のいい香りともう一つ、食欲をそそる香りが漂ってきた。
『いい香り──ねぇ、零さん』
安室「ん？なんだい？」
『いつになく量が多い気がするんだけど……』
「私、こんなに食べれないよ」と、テーブルに並ぶ料理の数々を指させば、零さんは困ったように笑った。
安室「日本酒でフランベを試してみようと思ってね……気づいたら、作りすぎていたんだ」
『へぇ……昨晩のママとのご飯でフランベの料理が出てきたってことね──美味しかった？』
安室「妬いているのかい？」
『別に……余ったご飯、どうするの？』
安室「そうだなぁ──風見にやるか」
FILE.119 しあわせはホットケーキみたい→←FILE.117 消去という終焉
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ラブリー - タイトルに惹かれたので見に来たら最初からページがなくてみれないです🥲 (12月2日 17時) (
レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!安室かっこいいです！ジンも好きなので色々と複雑ですね…。ゼロの日常も混ざっていて凄く最高でした！続き楽しみにしています！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2019年2月21日 8時
