第二十七話 恋しさが僕を人間にする ページ28
グレン「…かもな。だが、やらなきゃ人類が滅亡するだろ」
深夜「わお。なんと人類と来ましたか。さすが、マザーグレン。マザーテレサもびっくりの心優しさ。でも死ぬよ？つっても、おまえ馬鹿だから行くだろうけど…で、優しい僕とAちゃんがまた手伝ってあげると。ありがとうは？」
そう言って、手を差し延べる深夜に口角が上がる。
グレン「うるせぇ」
俺はタンっと、近くにある深夜が乗ってきたスーパーカーの屋根に飛び乗る。
グレン「俺だって仲間が何人も死ぬ可能性があるのをわかってて、行くのは怖いさ。だが、今回は行く必要がある。これに負けたら人類は全滅だ。だから…深夜、A、五士、美十、小百合、時雨。この任務を極力犠牲を出さずに成功させたい。そのための力を俺に貸してくれ」
深夜「あいつ、スーパーカーの屋根乗って宣言してんだけど、あれかっこいいつもりかな？超ダサいよな」
五士「まぁ、ああ見えて意外とガキだから、本当はスーパーカー乗りたかったんですよ。乗りたいの我慢してるんですよ。A様の前だから見栄はってるんですよ。あいつ、全然素直じゃないんですよ」
グレン「………」
その数秒後、五士の悲鳴が響きわたったのは、言うまでもない。
グレン「…ああ、疲れた。小百合、時雨、別の台を用意しろ。集まった部隊に命令を出す」
「「はい！！」」
グレン「……A」
『っ！……グレン…』
肩を震わせるAを見て、俺は今日何度目かわからないため息をつく。
グレン「帰れって言ってもどうせ聞かねーんだろ？」
そう言えば、Aは安心したのか目に涙をためながら俺に抱きついてきた。それを見て茶化してきた五士をしばき倒した後、小百合たちが用意した台に上り、集まった部隊に指示を出す。
第二十八話 うつくしきもの→←第二十六話 まるで春の陽射しのように
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セシル(プロフ) - 雪幢さん» こちらこそまたお越しいただきありがとうございます！以前、コメントを返信できなくて申し訳ないです(T_T)今後の展開は一応浮かんでいるのですが、私もどうなるかわかってません（笑）今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2015年11月26日 11時) (
レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
雪幢 - 更新ありがとうございます！グレンのことを大切に想っている主人公ちゃんがほんと健気でかわゆいです(*´`*) 原作読んでると、今後主人公ちゃんがどうなっちゃうのかと心配になります。。。今後の展開が楽しみです♪ (2015年11月23日 23時) (レス) id: f0aa761702 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わざわざ質問答えてくださってありがとうございます!!!!!これからも応援しています(≧∇≦) (2015年8月14日 22時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ルカさん» そんなもったいないお言葉までいただき本当にありがとうございます(T_T)夢主は優たちと同い年ぐらいです！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごくおもしろかったです！作者様は文才ありすぎですね！！！うらやましいです！グレンカッコイイ！あっすみません!1つ、質問いいですか?夢主ちゃんって何歳くらいなんでしょうか? (2015年8月13日 14時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2015年5月18日 22時
