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第二話 ハローコール ページ3

──4年後……第二渋谷高校。

『──あはは…みーつけた……命令違反で謹慎になったゆーうちゃん』

後ろを振り向かなくてもわかる。この人を小馬鹿にしたような言い方──あいつしかいない。

優一郎「うるせぇよ──A」

『あら?後ろを振り返らなくても私って分かったの?優って、ほんと私のこと大好きだよね。それで?今度は何やらかしたの?昨日、グレンの機嫌がものすごーく悪くて大変だったんだよねー』

優一郎「んなもん知るか。俺はただ、バケモノ倒しただけだ。だいたい、軍人の俺が一般高校に行って、どうすんだっての」

『それはきっと…優が馬鹿だからいろいろ学べってことじゃない?』

ケラケラと笑うAに、苛立ちを覚える。
こういう人を馬鹿にした態度が、グレンの野郎と重なって余計に腹が立つ。

優一郎「…つーか、おまえ。何しに来たんだよ」

『ん?優がちゃーんと学校に登校してるか、見にきたんだよ。めんどくさかったけどね』

優一郎「めんどくせぇなら来るなよ」

『仕方ないじゃん。だって……』

優一郎「“グレンの馬鹿に頼まれた”だろ?」

『うん。そうだよ』

優一郎「おまえ、嫌ならちょっとは反抗しろよな。いっつもグレンの言いなりじゃねぇか……そんなじゃ、そのうち自分を見失うぞ」

『優ってば……私のこと、心配してくれてるの?相変わらず、お優しいね〜……ぜーんぜん、私に構ってくれないグレンなんかやめて、優しい優しい優ちゃんに乗り換えちゃおっかなぁ』

ヘラヘラとした顔で俺の顔を覗き込むAを、あえて無視して校舎に入る。

『ちょっと、無視?ねぇ、優ちゃーん。待ってよー』

優一郎「優ちゃんって、呼ぶな!つーか、ついてくんなよ!馬鹿A!」

『馬鹿に馬鹿とか言われたくないんですけどー』

第三話 ほどかれたもの→←第一話 はじまりのはじまり



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セシル(プロフ) - 雪幢さん» こちらこそまたお越しいただきありがとうございます!以前、コメントを返信できなくて申し訳ないです(T_T)今後の展開は一応浮かんでいるのですが、私もどうなるかわかってません(笑)今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2015年11月26日 11時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
雪幢 - 更新ありがとうございます!グレンのことを大切に想っている主人公ちゃんがほんと健気でかわゆいです(*´`*) 原作読んでると、今後主人公ちゃんがどうなっちゃうのかと心配になります。。。今後の展開が楽しみです♪ (2015年11月23日 23時) (レス) id: f0aa761702 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わざわざ質問答えてくださってありがとうございます!!!!!これからも応援しています(≧∇≦) (2015年8月14日 22時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ルカさん» そんなもったいないお言葉までいただき本当にありがとうございます(T_T)夢主は優たちと同い年ぐらいです! (2015年8月13日 19時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごくおもしろかったです!作者様は文才ありすぎですね!!!うらやましいです!グレンカッコイイ!あっすみません!1つ、質問いいですか?夢主ちゃんって何歳くらいなんでしょうか? (2015年8月13日 14時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セシル | 作成日時:2015年5月18日 22時

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