第124話 我が儘で我夢沙羅で破壊的 ページ25
燐を見つけた途端、燐の元へ絡みに行ったアマイモンに私は頭を抱える。
おい、まじで勘弁してくれ。だから私は“嫌だ”って言ったんだ。
“はぁ！？絶対嫌ですよ！！アマイモンの監視役なんて！！面倒事に巻き込まれるのは、目に見えてるじゃないですか！！！”
“いいじゃないですか。時には刺激が必要でしょう”
“ふざけんな！！私は、燐のサポート役も担ってるんですよ！？それに加えて、アマイモンの面倒なんて…！！”
“A、これは“お願い”ではなく“命令”です。アマイモンは、貴女の言う事もちゃーんと聞くので大丈夫ですよ☆”
とかなんとか言って、まんまと丸め込まれたけど、さっそく面倒事起こしてくれてるじゃないか。アマイモンの奴、「善処します」って言ってたよな。それなのに……あﾞあﾞ！！もう！！めんどくさい！！！
『おい、アルス。出てこい』
【姫君…お言葉ですが、こんなところでワタクシを呼び出したら、サマエル様に叱られるのでは？】
『アマイモンのバカを止めるためだ。どうとでも言い逃れできる……さっさとあのバカを氷漬けに……』
しえみちゃんの事を殴ろうとしたアマイモンを氷漬けにしてやろうと思ったが、その必要はなかった。何故なら、燐がアマイモンの拳を止めたから。
燐「全然変わんねーな、ウマイモン。こんな所で暴れてんじゃねぇ！！」
『フハッ……名前間違ってるし』
さてと……ギャラリーも集まってきたし、これ以上ここにいたら、さらに面倒なことに巻き込まれる。アマイモンのバカを連れて、この場を離れよう。
『アマイモン、父上に言われた事……それから私がさっき言った事、もう忘れたの？』
アマイモン「もちろん覚えていますよ、姫君。兄上に“規則正しい生活を送る”条件で自由を許可していただきました。それから、面倒事は避けるようにと、姫君はおっしゃいました」
『忘れたなんて言ったら、即座に燃やしていたところよ……とりあえず、ここを離れるわよ。これ以上、目立ちたくないから』
アマイモン「……命拾いしましたね」
しえみちゃん達に敵意を向けるアマイモン。そんなアマイモンを一瞥して、私は教室へと向かった。
第125話 爪先シンポジウム→←第123話 戻れば地獄、進めば監獄
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真涼(プロフ) - part1から楽しみに読ませていただいておりました。再開のお知らせに大喜びしています。pixivさんの方に移行とのことで楽しみに待っております。多忙の中ありがとうございます。無理ない程度に頑張って下さい。 (3月23日 21時) (
レス) @page38 id: c3ea510f0c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - この作品凄く大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月22日 0時) (レス) id: 1643c4676a (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 面白いです。これからも頑張ってください (2020年2月21日 16時) (レス) id: 719a0b5f0f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - まことのさん» 私なんかの小説で金造さんを好きになっていただけたなんて恐縮です（ ; ; ）ありがたいです。これからもよろしくお願いします (2018年5月1日 23時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
まことの(プロフ) - 初めまして、たまたま見つけて読み始めたところドハマりしてしまい時間を忘れて読み耽り…金造推しになってしまいました(*´д｀*)笑 素敵な作品に出会え幸せです。これからも陰ながら応援しています。 (2018年4月15日 13時) (レス) id: 93323a492e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2017年10月20日 12時
