第117話 ムツカシイコトバ ページ18
燐「つーか、八郎倒そうぜ！！！俺達も手伝う！！」
霧隠「八郎は不死だって言ったろ。それに、この契約は“血の契約”といって、アタシの身体に刻まれてるんだ。仮に八郎が死んでも契約は生き残る」
燐「あ、そうだ…！Aがシュラの契約を解くように命令すれば解決じゃね！？」
『はぁ？なんで私が出てくるのよ』
燐「だってお前、悪魔をよく従えてるし、虚無界の姫かなんかで、サタンに負けねーくらい権力あるだろ！？だったら……」
『確かに、大概の悪魔は私の命令に従う。八岐大蛇は“地の王”アマイモンの眷属……従えるのは容易い』
燐「ホントか！？」
『だが、八郎太郎大神は別だ。私の言う事に従うとは思えない。第一、私の事を認知しているかどうか……』
燐「じゃ、じゃあ弱味を握って脅すか頼み込むとか…！」
霧隠「弱味ねぇ……八郎が最も恐れるのはアタシが老いることと子供をつくらず死ぬことだ。奴は絶対契約を解かないよ。脅しのネタにもならん。まー、せめてもの反抗に子供はつくらず死んでやるぜ！！」
燐「あきらめんなよ！！」
『………』
私はため息をついて、その場から立ち上がる。そんな私に、三人の視線が集まった。
『一度、正十字に戻ります。イルミナティの事もありますし、父上にも報告したいので──ついでに増援の手配もしておきます』
霧隠「……頼んだぞ、A」
『……シュラさん、随分と弱気ですね』
霧隠「………」
『“半分”悪魔の血が流れる私では気の利いた言葉をかけることはできません……だけど、あきらめるにはまだ早いんじゃないですか？』
私はそれだけ言い残して部屋を出て、無限の鍵を使って正十字へ向かった。
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真涼(プロフ) - part1から楽しみに読ませていただいておりました。再開のお知らせに大喜びしています。pixivさんの方に移行とのことで楽しみに待っております。多忙の中ありがとうございます。無理ない程度に頑張って下さい。 (3月23日 21時) (
レス) @page38 id: c3ea510f0c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - この作品凄く大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月22日 0時) (レス) id: 1643c4676a (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 面白いです。これからも頑張ってください (2020年2月21日 16時) (レス) id: 719a0b5f0f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - まことのさん» 私なんかの小説で金造さんを好きになっていただけたなんて恐縮です（ ; ; ）ありがたいです。これからもよろしくお願いします (2018年5月1日 23時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
まことの(プロフ) - 初めまして、たまたま見つけて読み始めたところドハマりしてしまい時間を忘れて読み耽り…金造推しになってしまいました(*´д｀*)笑 素敵な作品に出会え幸せです。これからも陰ながら応援しています。 (2018年4月15日 13時) (レス) id: 93323a492e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2017年10月20日 12時
