第101話 すくい上げたのは、 ページ2
霧隠「ほらぁ、お前が謝れば済む話なんだろ？ん？」
『父上が何を言ったか知りませんが、私は一切悪くありません。私に楯突いた身の程知らずなガキ共が悪いんです』
霧隠「不器用な奴だなぁ。折角出来た“友達”、自分から手放すつもりか？」
『っ……私は……』
急にシュラさんが真剣な顔で話すものだから、思わず言葉が詰まる。そんな私に「A」と燐が近づいてきて、頭を深々と下げて「ごめん」と謝ってきた。
『え……』
燐「メフィストとシュラから聞いたんだよ……お前が小さい頃どうやって生きてきたか……今どんな立場にいるか……それなのに、お前の気持ちも考えずに俺の言い分押し付けて……ごめん！！！」
『……私も少しやり過ぎた……そこは反省してなくもない……』
燐「許してくれるのか！？」
『許すもなにも…別に気にしてないし……』
燐「そうか！よかった！俺、お前に嫌われたかと思ったよ！」
『は、はぁ！？』
燐「仲直りだな、A！！」
笑顔で私に手を差し伸べてくる燐に顔が歪む。
長らく人と接することを拒んできたため、こういうことにはなれていない。こいつらのおかげで、私の人生は180度回転したに違いない。
燐の手を握るのを渋っている私の横で、シュラさんはニヤニヤと口元を緩めて、私の事を肘でつついてきた。納得はいかなかったが、この空気にも耐えられなかったため、仕方なく燐の手を握る。
その様子を私達の上空で眺めている者がいるとも知らずに……。
メフィスト「ククク……本当に変わりましたね、リリス」
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真涼(プロフ) - part1から楽しみに読ませていただいておりました。再開のお知らせに大喜びしています。pixivさんの方に移行とのことで楽しみに待っております。多忙の中ありがとうございます。無理ない程度に頑張って下さい。 (3月23日 21時) (
レス) @page38 id: c3ea510f0c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - この作品凄く大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月22日 0時) (レス) id: 1643c4676a (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 面白いです。これからも頑張ってください (2020年2月21日 16時) (レス) id: 719a0b5f0f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - まことのさん» 私なんかの小説で金造さんを好きになっていただけたなんて恐縮です（ ; ; ）ありがたいです。これからもよろしくお願いします (2018年5月1日 23時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
まことの(プロフ) - 初めまして、たまたま見つけて読み始めたところドハマりしてしまい時間を忘れて読み耽り…金造推しになってしまいました(*´д｀*)笑 素敵な作品に出会え幸せです。これからも陰ながら応援しています。 (2018年4月15日 13時) (レス) id: 93323a492e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2017年10月20日 12時
