ルパン三世 ルパン一味と大暴れ

第24話 コンピュータＶＳ天才少女 ページ25

『……ん？』

棒付きキャンディーを口に加えながら、暇つぶしにパソコンをいじっていたら、一通のメールが届いた。

『これって、フランス語かしら…？』


＊＊＊


ルパン「……“ルパン一味の頭脳と言われる天才少女の貴女とぜひ対決をしたい。つきましては明日、私の財産であるブラックキャットをかけて、勝負をしようではないか。私が開発したセキュリティ対策万全のコンピュータと貴女ご自慢の頭脳、どちらが上か楽しみだ”……なんだこりゃ」

『さあ？』

五ェ門「果たし状でござるな」

次元「差し出し人は？」

『えーっと……ローラン博士…？』

不二子「ローラン博士って、フランスじゃ有名な科学者よ。最近、ローラン博士の発明品でメディアに取り上げられたのが、そのメールに書かれているコンピュータよ」

『あっ、それ新聞で読んだかも！なんでも、ハッキング不可能なコンピュータで、世界のハッカーを使って実証済みってやつでしょ？』

そう言って、呑気にマカダミアチョコを頬張るAに、思わずため息がこぼれる。

ルパン「なんでお前はそんなにマイペースなのかねえ」

次元「で？どうすんだ、A」

『んー……ブラックキャットって、結構魅力だからなー』

不二子「なんなの？そのブラックキャットって」

『ブラックキャットってのは、ブラックダイヤのことよ。たしか、50カラットぐらいの代物じゃなかったっけ？』

不二子「ご、50カラットですって！？そんなの奪わなくてどーするのよ！」

『あはは…だよねー』

五ェ門「その様子、勝てる自信があるようだな」

『もっちろん！この私がコンピュータごときに負けるわけないじゃない！そこらのハッカーと一緒にされちゃ困るわ！』

ルパン「まあ面白そうだし、その果たし状にのっかるとしますか！」

『それ──私のセリフ……』

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