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第34話 奥歯に隠した秘密 ページ35

潮田「Aちゃん、今日の放課後暇?」

『え……あ、うん』

茅野「じゃあさ、Aちゃんも本校舎の図書室で勉強しない!?磯貝君が予約しておいてくれたんだ!」

『…で…でも……』

赤羽「いいじゃん、行ってきなよ。それに、Aが分からないところを皆に教えてあげれば、勉強が捗って、皆の役に立てるじゃん」

潮田「Aちゃんは全教科隙がないから……正直、教えてもらえると助かる」

カルマ君は私が触手の件を辞退した事にに、罪悪感を感じていることを知っている。だから、背中を押してくれたんだと思う。渚君も気をつかってくれたんだと思う。大切な人と大切な友達に言われたら、首を縦に振らない訳にはいかない。私は「私でよければ」と答え、渚君達と本校舎の図書室へ向かった……が、たった数十分で、断っておけばよかったと後悔することになる。

「おや?E組の皆さんじゃかいか!もったいない。君達にこの図書室は豚に真珠じゃないのかな?」

現れたのは、五英傑と呼ばれるA組のトップ成績者の5人。私からしたら、アイツの周りをうろちょろするゲームのザコキャラだ。五英傑なんて名前、もったいない。

『……でたな、金魚のフン共…』

榊原「これはこれは……E組にしては輝かしい花だと思えば、姫野さんではないですか」

瀬尾「お前も地に落ちたな!E組なんかと一緒にいるなんて!」

『……そういう事は私より良い成績を取ってから言えよ…雑魚』

瀬尾「はぁ!?」

磯貝「え…姫野ってそんなキャラだっけ…?」

潮田「Aちゃん…本校舎の生徒には容赦ないから…」

荒木「まあまあ、落ち着けって二人とも……姫野さん、浅野君……君のお兄さんも心配していたよ。姫野さんがE組に毒されたってね」

荒木君の言葉に、渚君達の「は?」という声がハモり、私は頭を抱えざるを得なかった。

第35話 魔女の睫毛→←第33話 晴天の地獄



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麻鈴(プロフ) - いちいちいてるわけでもないのにそうやって人の気持ちも考えずにストレス発散にあらしてさ、なんなんだよって感じ (2019年6月30日 0時) (レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ - 荒らすやつは大体ストレス発散にやってるんだよな (2019年4月13日 18時) (レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - 最高ですーー!更新待ってます!! (2019年1月22日 1時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)
リゃー - とっても面白いです!!これからも頑張ってください!更新待ってます! (2018年8月8日 23時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
娑逆 - 更新楽しみにしてます。 (2018年3月26日 16時) (レス) id: b305f61f00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セシル | 作成日時:2014年12月7日 6時

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